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ロビーのシャンデリア。高級そうなソファー。ビリヤード台・・・お昼には部屋にランチが運ばれてくる。高級牛肉を使ったハンバーグ、お寿司、トリュフソースのスパゲティ・・・いろんなメニューがあって驚いた。何もかもが初めての体験だった。

夜はバイキング形式での夕食を済ませ、船内だとは思えないお風呂へ入った。

お風呂を出ると、ロビーに何やら人が集まっていた。・・・今まで気づかなかったが、この船には私の友達も乗っていたようだ。「あれ、ムギちゃん!?アンタもこの船乗ってたの!?」と大声で言う。

彼女はカナ。私に新しくできた友達。ちょっとうるさいが、誰にでも優しい、いい友達だ。・・・と、考えてる時に、

「ちょっと、うるさいですよ、カナ先輩・・・あれ、ムギ先輩も来てたのですね。こんばんは。」と、メガネをかけ、ノートを持った子が現れた。彼女はシズハ。私とカナの後輩だ。一緒の部活に入り、3人でうるさく活動している。私はカナとシズハに挨拶した後、どうしてロビーに人が集まっているのかを聞いてみた。「あー。どうやら、女の子の形をした人形が落ちていたらしいのですが・・・」と、シズハが答えた。「人形?」と聞くと「はい、持ち主がみつからz「持ち主が見つからないから『勝手に動いて船に乗ったんじゃないか』って騒いでるんだよ。そんな事あるわけ無いのにさ。」と、シズハに被せるようにカナが答える。余程興奮しているのだろう。

とにかく、私は初めて見る物が多く、興奮しすぎて疲れたため、早く寝ようと思い、部屋へ戻った。

しばらくして、誰かの悲鳴がきこえた。私はすぐに跳ね起きて、悲鳴の聞こえた方まで走った。

悲鳴の聞こえた所はロビーで、人が1人、倒れていた。その隣には、何故か死んだ親友の母親がいた。どうやら倒れているのはその夫…親友の父親のようで、背中に巨大な切り傷が付いていた。騒ぎを聞きつけた人達が全員、ロビーへ駆けつけた。乗客だけでなく、船内にいる人全員。

「誰が殺したんだ?」「ついさっきまでこの男しかいなかったはずだが・・・。」「まさか、この中に犯人がいるんじゃ・・・。」と、船内は混乱に陥ってしまった。そして犯人探しが始まってしまったが、すぐに終わる事となる。

急にとある部屋の扉が開いた。見た感じだと、映画鑑賞ルームだろう。中の巨大スクリーンに、昼間に見た人形が映っていた。皆そのスクリーンに注目すると、人形はこう言った。「やぁ皆。私はベティ。今日はここにいる皆に最高の悪夢をプレゼントしにきたよ!」と。

豪華客船と遺された記憶と影

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