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豪華客船と遺された記憶と影

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豪華客船と遺された記憶と影

3 - 楽死い鬼ごっこの始まり

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2022年08月06日

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静まり返る船内。急にスクリーン上に現れた人形。不気味だ。人形はしばらく間を置いて、口を開いた。「まぁ、そりゃそっか。困惑するよね。でも皆、よーく考えてみなよ。美味しい食べ物、素敵な映画。いろんなのがあるけど、まだ遊び足りない気がするんだ。だからさ、1つ思いついたんだ。デスゲームなんてどうかな?」皆がざわつき始めた。

「え?急にデスゲーム・・・?」「事件じゃないか!?」「さっき殺された人がいたのもコイツの仕業で・・・?」と、様々な声が聞こえた。

実際、私も困惑している。せっかくの旅行で事件に巻き込まれるなんて、どこぞの名探偵じゃあるまいし・・・。

人形は続けて話した。ソイツによると、今夜一晩、人形から逃げ続けなければいけないらしい。でも、どうやって追いかけてくるのだろうか。そんなことを考えていると、カナが口を開けた。

「ね、ねぇ!『人形から逃げる』ってどういう事!?人形が追いかけてくるの?それとも人形を持ってる人が犯人って事!?人形が殺人ガスを噴射してくるとか・・・!?」

カナも他のみんなも、かなり動揺しているようだった。

「それじゃあ、ルールは理解できたかな?」

皆混乱しつつ、慌ててそれぞれ走って逃げる。ロッカーに隠れる者、ベッドの下に隠れる者、理性を失ったかのように発狂しながら逃げる者・・・と、皆を観察していると、カナが私の手を取り、「なにしてんの!?早く逃げるよ!」と言って、走り出した。

アナウンスが流れ始めた。「まだ始まってないのに・・・よっぽど楽しみなんだねぇ。それじゃあ、今夜は楽しもうか。よーい・・・どん!」

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