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部室に入った瞬間、めろはソファに足を組んで座っていた。にやりと笑うその表情は、もう完全に“狩りを仕掛ける小悪魔”だ。


めろ「おつかれさま、〇〇くん♡ 一週間、いろんな子と仲良くしてたんだって?」

〇〇「まぁ、そんな感じかな」

めろ「ふぅん……へぇ。あたしを最後に残してくれたんだ? ――それってさ、もしかして“特別”ってこと?」


わざとらしく首を傾げ、上目遣い。

心臓が跳ねる。



めろ「ねぇ、他の子と話してるときも……頭の片隅には、ずっとあたしがいたんじゃないの?」

〇〇「そ、そんなことはない」

めろ「ははっ、そっか」


そういっためろの目は少し潤んでいた。


そして距離を詰められ、椅子ごと後ろへ押される。

背もたれに追い詰められた俺を見下ろしながら、めろは唇を近づけ――。


めろ「ほら、ドキドキしてるでしょ? ねぇ……その鼓動、あたしにちょうだい?」



彼女は絶妙に踏み込みすぎない。

触れそうで触れない距離。囁き声。甘い言葉。

まるで“沼に誘い込む罠”みたいに。


めろ「君、勘違いしないでよ? あたしは誰にでもこんなことしないんだから。

 ――〇〇くんだけ。君が欲しいから」


笑顔は小悪魔的なのに、その瞳は本気。

冗談めかした言葉の中に、抗えない真実が混ざっている。


〇〇「……」

めろ「……ふふっ、なーんてね。また明日。」


俺に背を向け手をヒラヒラさせて去っていくその姿は満足した悪魔のようだった。



こうして、一週間の“心理実験”は幕を下ろした。

けれど、俺の心の中で――最後の最後に現れた彼女の影が、強烈に焼き付いていた。

ドキッ?!心理部

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