また、変わりの無い任務を行う
凸「敵の数は…」
ざっと三十人か、20秒ぐらいで終わるだろう
キンッと手榴弾のピンを抜く
凸「結局は、これが強いんだよな」
その瞬間_
巨大な爆発が起こる
これでざっと何十人かは死ぬ
敵「誰d_
相手が言い終わる前に眉間を撃ち抜く
敵「にッ、逃げろ!」
凸「逃がすと思うか」
また頭を撃ち抜く
こう見ると、結構な人数が減ってるな…
凸「流石うたちゃん」
武器開発担当は流石と云った処か
銃の音か、悲鳴ばかりが聞こえる
それも少なくなってきた頃_
凸「ふぅ…」
そんなに時間はかからなかった
凸「帰るか…」
そう思った瞬間_
ヒュッ、と風切り音が真後ろから聞こえる
しまった、と思った時には遅かった
?「風切り音だけで判断するとは」
ゴンッ、と鈍い音が倉庫中に響く
?「流石ODMNの門番だな」
その女は高らかに笑った_。
第四話_自分自身
凸「……」
何故、今ニグくんに言われた事を思い出したのだろうか。
”凸さんは、本当の自分。知っているんですか”
本当の自分…か。
本当の自分なんか知りたくねぇ。
自分自身もな_。
?「喋る気になったかい?」
その女は扉を開ける
凸「喋る事はねぇって言ってんだろ」
?「あれ…おかしいな。君はODMNの門番、つまり_」
間に割り込む
凸「何でも知ってる?」
?「話が早くて何よりだ」
凸「知らねぇよ」
ギシ、と椅子の音が鳴る
?「もしかして_
”自分から、逃げようとしてる?”
凸「…」
?「本当な手荒な真似はしたくない、君は無事で返したいからね」
其処で一つの疑問が生まれる
凸「何故俺を無事で返そうとする?」
そもそも返すつもりなんざなさそうだが…
?「知りたいかい…そうしたら教えてあげよう」
・
お「…凸しゃん」
ぼーっと写真を眺める
貴方は何処へ行ってしまったの。
”また”ODMNを裏切ったの?
そうだったらもう…耐えられないよ。
凸しゃんのいない生活なんか
そしてその様子をドアの隙間から見る者がいる
な「…おどろくさん、だいぶ落ち込んでるね」
さ「そりゃあ、そうでしょ。おどろくさんにとって凸さんはお兄さんのような存在だったんだから」
な「ま、後は”裏切り”の件もあるのか…」
こういう時だって、ななっし〜は笑っている
さ「…何が楽しい?」
な「こういうあり得ない展開が。さもくんは逆に楽しいと思わないの?」
小学生のような純粋な瞳で聞いてくるが、聞いてる事は最悪だ。
ななっし〜は昔から5つぐらい頭のネジが吹っ飛んでいる
友達の怪我を見て喜んだり、
友達に「もう…関われないかな」とばっさり切られた時も_
な「何この展開…!?最高じゃん」
君は何時だって泣かない。
表情を表に出さない。
まさに道化師のような_
な「さもくん?」
名前を呼ばれ、我に返る
な「さもくんはそろそろ任務だし、行ってきたら?」
時計を見ると、後十分だった。
さ「あ、ありがとう。ななっし〜」
バタバタと慌ただしく廊下を掛けてゆく
な「…みーんな、何で喜べないかなぁ…」
何…それとも_
”まだ本当の自分を知らないから、そういう事言ってられる?”
少し笑ってしまう
な「さもくんも、ニグくんも、うたいさんも、みーんなまだ甘いねぇ…」
不敵な笑みを浮かべる
な「”本当の自分”、知ったらどんな顔するんだろうか…」
そう思っただけで、少しゾクゾクしてしまった
な「任務、任務〜♪」
楽しく廊下を走り抜ける、そんなななっし〜の姿があった。
最近スランプ過ぎてやばいっすね()
コメント
6件
意味深良き
ななしゃん……不敵な笑みとはまさにこのこと
あぁぁぁ…好き…その笑顔…意味深で…深くて…てか好きこうゆうのかけるの羨ましいあと好き!!!!!!!!!!