この作品はいかがでしたか?
21
この作品はいかがでしたか?
21
―・―・―・前書き・―・―・―
えっと~、いったんおままごとメンバー紹介しときますね~、
カナ 13歳 母
ユウ 14歳 父
ミア 18歳 婆
ユラ 16歳 爺
マナカ 15歳 叔母
リョウスケ 15歳 叔父
ナナ(主人公) 12歳 姉
アキラ 13歳 兄
ルリ 10歳 妹
アカネ 8歳 双子の姉
コトネ 8歳 双子の妹
カイ 8歳 弟
ララ 8歳 妹
それでは本編スタート!
「ナナお姉ちゃん、一緒にお人形遊びしよう?」
ルリが私に語りかける。
「……うん、そうしようか」
そういって押し入れからルリは人形を取り出し、古い日本人形を私に手渡す。
「ほら、こっちはマナちゃんで、ナナお姉ちゃんのはサナちゃんね」
そういってルリは二つの人形を殆ど動かし、私の役目がなくなる。
みんなの演技に巻き込まれ、私は小さな溜息を吐く。
「ナナ~、ご飯の準備手伝って~?」
カナさん――カナ母さんが台所から私を呼ぶ。
私はルリに一言断って台所と向かった。
(……なにこれ、ガスコンロ……? 今時、IHじゃない家なんて初めて見たかも…)
そんなことを思って顔を顰めながら焼き魚の様子を見る。
そんな私を見ながらカナ母さんがぽつりとつぶやいた。
「ナナちゃんさ」
「はい?」
私は反射的に返事をする。
「受験がなんとかって言ってたけど、今はそういう季節なの?」
「え? そういう季節――って」
私は疑問に思い首を傾げる。
「私達ね、一回この家に入ったら、もう二度と出られないんだ」
カナ母さんの小さく、でもよくとおる声で衝撃の言葉が投げかけられた。
「えっ……? 二度と、出られない…?」
私は呆然と、料理をする手をとめていった。
「ええ、そうよ。季節は変わらず常に気温は安定、私たちは年をとらない。――私、いつからここにいたっけ……30,40年前かな」
カナ母さんは平然とした顔ですごいことを言う。
「そ…………そんな……私の、受験……私の勉強の成果は……?」
動揺する私を見兼ねてか、カナ母さんがぽんぽんと私の頭に手を置いた。
「大丈夫。この家にいたら、勉強なんてしなくていいの。この家が、甘いお菓子も綺麗な洋服も、ぜ~んぶくれるんだから」
そんなの嫌だ。普通に勉強をして普通に学校に通って、普通に暮らしたいのに。
どくんどくんと心臓が嫌な音を立てる。
いくら声を出そうとしても口からひゅーひゅーと息が漏れるだけだった。
「大丈夫よ、ナナ。もう、1年もしたら慣れるから」
なれるなんて、やだ。
普通の暮らしに、なりたいのに。
私は涙目でふるふると首を横に振った。
そんなことも虚しく、焼き魚の焦げ臭いにおいが台所に充満しているだけだった。
・―・―・―あとがきー・―・―
いやぁもうテラルレ恨むぞ?((
今俺、この物語続くのかなぁ、ていうか我ながらわけわかんないこと書いてんなぁ、とか思ってます()
まあ今後よろしくー
ばぁい
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!