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この世の全てと無関係
実在するライバーさんのお名前を使わせていただいております
沢山の方の目にかかるような場所での晒し行為はお止めください
また、ご本人様の目にかかるような行為もご遠慮ください
配信全てを終えているわけではございません、解釈違いだと感じた場合はブラウザバックお願いします
作中はライバー様の名前は伏せずにお送りします♪
また、一切の無断転載を禁止しております。
rbru.
ngru
VTA時代表現あり
いろんな時空が混ざってます
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「初めまして」
そう言われたとき頭をガツンと殴られたような気がした。
俺と星導はVTA時代付き合っていた。かと言って如何わしいことをするでもなく、互いの家に入り浸り、近況報告と軽いキスをして別れるだけだったが。付き合って4ヶ月程度たった頃にデビューの話が持ち上がった。当時の仲間達は自分の事の様に祝って喜んでくれたし、俺もそれなりに喜んでいた。
それと同時に星導との関係が終わってしまうのではないかという不安もないわけじゃなかった。
告白して貰えた時の気持ちをいまでも覚えている。
真剣な眼差しに出された手に。
片思いとあきらめていた気持ちにもう一度鍵をさしてアクセルを踏んだ。
たまった物じゃなかった。
デビューする前に忘れないと指を切っといた癖して忘れて、初めましてなんて。
あまりにもひどい。
自己紹介なんて聞かなくてもわかる。
お前の見つけられてないお前を俺は知ってる。
ことばにできるわけがなかった。
関係性を知る人は凪さんだけだった。
腐男子の名は伊達じゃなかった。
VTAの時は相談にも乗って貰ったし、アドバイスも貰った。
でも全部効かなくて、不貞腐れているのも全部話した。
優しい人だ。
星導が付き合った。相手は宇佐美。
なにやら、宇佐美はずっと星導が気になっていた様で、でも機会がなく伝えられなかったらしい。
俺じゃなかった。
好きだと、耳にタコができるほど聞いたその言葉はもう俺には言ってくれない。
いつか、なんて夢をみていた。
一度好きになった相手だ。どれだけ記憶がなくとももう一度好きになってくれるのではないか。忘れないと指を切った、記憶がなくてももう一度なんて夢をみていた。
悔しくて、悲しくて、でもどこかによかったと安心してる自分にわけがわからなくなって、雨を走って、凪さんの家に行った。
一旦。