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優音さんからのリクエストです!
遅れてしまい申し訳ございません
幼馴染パロです!
「 」
「ねぇ黄くん」
「ん?」
「あー、やっぱなんでもない、」
「何w急に、w」
「ごめんごめん、笑」
「それよりさ、」
これで何度目だろうか
君に伝えようとしては諦める
もう伝えることができないのならやらなくて
もいいことなのに、僕は君にこの
たった二文字を伝えるだけのために
こんなにもメンタルを削らないといけないのか
「黄くん、ぼくたちずっと幼馴染で
親友だよね、!」
一年くらい前、彼にそう言った
小さい頃から仲が良くていつも
一緒にいた。いつだって僕の隣は
彼であって、彼の隣はいつだって僕だった
でも、そうやっていざとなって君に伝えた
時、君は何故か悲しそうな顔をして
「うん、、そうだよ笑」
そう答えた
僕と幼馴染でいるのは嫌なんだろうか
彼は一体何が気に入らないんだろう
僕には気がつけなかった
「ねぇ黄ちゃんって好きな人いるの〜?」
廊下から聞こえた赤くんの声に
思わず耳を傾けてしまった
「へぇ、//」
「なんですか//急に、」
明らかに照れた様子な君
顔を真っ赤にして、僕はなぜか
嫉妬というものをしてしまった
黄sid
「黄ちゃんは誰が好きなの?」
「なんですか、//」
仲良しな赤に聞かれたとんでもない質問に
僕は背筋を凍らせた
「いや〜w黄ちゃん恋してるのかなと
思ってさ、俺黄ちゃんのこと応援したくて」
「そういうことですか、」
「、、そういう赤は好きな人いるんですか?」
「いるけど、、///」
「へぇ、誰なんですか?」
「桃くん、//」
僕の憧れの恋は
絶対叶わないであろう立場の人に
一目惚れをしてその人のために頑張って
やっと結ばれる
そんな関係に僕は憧れていた
今まさに赤が体験してる恋だ
桃くんは学校一のイケメンでモテる
女の子からも人気が高くて、もう、、ね
すごすぎるってぐらい人気者
そんな桃くんのことが好きな赤
今だって、
「俺、話したことないんだよね、」
「少しだけでもいいから、話してみたいな//」
そういうドキドキを感じれる瞬間にも
憧れを持っていた
「黄ちゃんは、」
「青ちゃんが好きなんだよね?」
「え?」
「な、なんで」
「なんでってw黄ちゃん青ちゃんと
いつも一緒にいるじゃん、w」
「そりゃあ、、幼馴染ですから」
そう、僕は幼馴染である青ちゃんのことが
好きだ。いやもう大好き
ってくらい彼のことに対してキモいくらい
好きが溢れてしまう
でも、僕の恋はそう簡単には叶わなくて
この幼馴染という檻が僕を閉じ込める
赤みたいに遠目から見るだけの
存在になってみたい
青ちゃんと会えることを今よりもっと
特別に感じたい
そう思うことが多かった
だからあの時青ちゃんに
「僕たちずっと幼馴染、親友だよね、!」
って言われた時は
あー、もうだめなんだと思って
気分が落ちた
でも青ちゃんにそんな顔見せられないから
僕なりに頑張って笑顔をつくった
幼馴染なんて、
「僕幼馴染なんか嫌です」
「、?なんで?」
「だって、いつも近くにいるから、
特別を感じられないっていうか、」
「僕は赤みたいに遠目からみて
ドキドキしたかったです、」
「ずっと隣にいても、赤みたいに楽しい
片想いができないので、」
「僕は幼馴染って言う関係好きじゃないです」
「そう?俺は好きだよ幼馴染」
「なんで、?」
「え?だって、」
「”いつも”って言う特別があるから」
「俺なんてほんとに遠目から見てるだけで
俺と桃くんなんて幼馴染でもなければ
正式な友達でもない、言ってしまえばただの
赤の他人、だから俺はこに恋の仕方を
特別だなんて思ったことないよ、」
「俺は黄ちゃんが羨ましいよ」
「だって、好きな人と”いつも”一緒に
入れるんでしょ、?”いつも”一緒に帰れるん
でしょ、?たまにお泊まりだって、、
できるんでしょ、?そんなの、」
「羨ましい以外出てこないよ、」
「赤、」
ガシッ
「だから黄ちゃん!」
「今の関係が嫌だなんて思っちゃめ!だよ」
「んふふ、笑赤って優しいね」
「ありがとう」
「やっぱ幼馴染っていい関係なんだね」
「ふ、笑そうだよ」
「赤、恋実るといいね」
「まぁ、笑無理だけど」
「そんなことないよ」
「黄ちゃんくらいだよ俺のこと
応援してくれる人」
「んてなことで黄ちゃん頑張ってね」
「うん」
ねぇ青ちゃん
僕はあなたが好きです
優しくてかっこいいあなたが大好きです
こんな僕の気持ち受け取ってくれますか?
黄くん
貴方を誰よりも愛しています
よく笑う可愛くて優しいあなたが
誰よりも好きで好きでたまりません
こんな僕でも愛してくれますか?
エンド
幼馴染の恋ってなんだか他と違う何か
感じますよね。距離が”いつも”近いから
意識してやっても意味はなくて
恋人になるだけでも難しいこの関係は
恋する子の最大の難なんでしょうね