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焼酎、おねがいとかこっち枝豆と冷奴ね、とかいう声が飛び交う。
「だいえっと、する気あるの?」
「僕にあると思いますかぴくとさん」
ふにゃりと笑う、この頬に赤みが差している酔ったぴくとさんを介抱できるのは誰か。僕しかおれへんねんけど。
潰れかけの小さな赤くて白い人を眺めながら、お冷やを飲むしかなかった。
この小説は、実在する実況者様の名前をお借りした二次創作となっております。
御本人たちとはなんの関係もございません。
腐向けではありません。
nmmnを取り扱っております。
それでは、どうぞ_______________。
撮影が終わって、自然と飲みに行くか、という流れになったのだ。
それは会社の飲み会みたいに窮屈でたまらないものじゃない。呑みたいなら自分で注げ、頼め、払うのは漢気を見せた者が。必要最低限のルールしかない食事会。同じ名でも世間のマダムらがやっているもんとは別もんだ。
しかし。
スタジオを出る直前、くられ先生のスマホが鳴った。それにちらりと目をやった先生は、やべとこちらが不安になる声を漏らし、
「ごめん今回参加できないや」
と一息で言い切った。あの人の額に冷や汗が流れたのは気のせいか。大方何かの約束か、期限か、そんなもんを忘れてたんだろう。今のは催促の電話だろうか。しょうがない、多忙な人やから。
3-1=2
さんひくいちはにぃ。
なんの引っかけ問題でもない。ぴくとさんと僕で呑みに行くことが決定してしまった。はっきり言っておくけど、嫌な訳じゃないんやで。ただ楽しませられるか不安なだけや。陰キャ舐めんな!
店までの道中は大層賑やかだった。撮影の話に始まり、日々の実況者としての生活に社会人である苦労も。猫の惚気話に自分の浮気話を返すわけにもいかず、多種多様な動物であるメンバーの話をした。数十分前に比べ、ずいぶんラフな格好をした彼はグループ実況者ならではの話にドン引いたり、笑い声をあげたり、忙しそうだった。煙草を無性に吸いたくなったらどーしよー、なんて考えていたけど、彼の笑顔を煙で汚したくなくて、欲は少しも顔を見せなかった。
……なんかめっちゃ気持ち悪いな。自分で思ったことやけど。僕ホモちゃうはずやねんけどな。
その単語で頭の中に思い浮かんだ、深緑と泡色の二名を追い出した。危ない危ない、僕の尻が危険に晒されるところやった。
着いたのは彼の身バレの心配も無い、酔っぱらいで溢れる飲み屋だった。壁に無造作に貼られた紙を一瞥して「ビールを」と無邪気に頼んだ彼に、「じゃあハツとモモをタレで」なんて馬鹿みたいに言ったのだ。
メンバーと飲むときも、一人は酒を飲まない奴が必要だ。酔い潰れて爆睡、奇行、挙げ句の果てには吐く奴も少なからずいる。大人数で来ていて誰一人マトモな人間がいないのは困る。その癖で、酒を頼まなかった。若く可愛い店員には怪訝な顔をされたが、社会にはそんな風習があるのだと知ってもらいたい。社会勉強やね、お嬢さん。ただ僕の好みじゃないわ。
どうも皆さん、夜魔です。
鬱先生視点です。まさかの。
どうしても居酒屋で酔ってしまったぴくとさんを書きたかったので、鬱先生に酒を頼まないでもらいました。二人ともべろんべろんなのは流石に書けませんよ。
お酒は二十歳からですよ。
注意喚起しておきます。
それと、これが年内最後に…
………なるのかなぁ。
わかりません、気まぐれに上げるかもしれません。
プレゼントは今夜ですね。
お年玉ももうすぐですね。
メリークリスマスともまだ言えないし、良いお年をと言ってまた作品年内に上げたらなんとなく恥ずかしい。中途半端なんだな。
それではまた次の作品でお会いしましょう。