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廊下を歩いていると、「もう直ぐ夏祭りだね」と言う声が聞こえてきた。夏祭りか、一回だけ高校の時に行ったことがあったっけ?まぁ、今では縁のない話だ。
〜部室〜
「おい!ハック!」サブロー君だ。「なんすかもう。うるさいっすよ。」「え、えっと、これ。」?、渡してきたのは一つの手紙。手紙にはこう描かれていた。
「ハックへ。 夏祭り一緒に行こうではないか! ちがうぞ!けして一緒にいく人が居ないんではない!ハックと、一緒にいきたかっただけ、。な、なんでもない!とりあえずBK神社集合な!
漆黒の座天勇者。レクイエムより。」
可愛い内容だ。いく人が居ないのは直ぐにわかった。さすがに内容が天然すぎて笑ってしまった。しょうがない。行ってあげよう。
〜夏祭り当日〜
!「ハック!ごめんまったか?」「いや。今来たとこっす。」嘘をついた。本当は30分前に来ていたのに。「ハック!浴衣にあってるな!」ドッキ!「そうっすか」なんでだろう。心臓がドキドキする。気のせいか。「ハック!射的やろ!」可愛い。「はいっす」一発目サブロー君が打っても当たらなくて悲しそうにしていた。「次は俺がやるっす」バァン!「お!お兄さん射的うまいねぇ!」一発でとれてしまった。サブロー君が悔しそうにしている。可愛い。「次はこれだ!」金魚すくいだ。「あ!やぶれた!」「取れた数は二匹っすね」「ハックは何匹だ?」「五匹っす」「また負けた!」何に張り合っているのか。楽しくなんかないはずなのに、楽しくて笑っている自分がいる。「次はアレ!」どんどんと屋台をを回っていって最後になった。「最後だ!花火が見られるらいしぞ!」「それは楽しみっすね」パァン!花火の音だ。「わぁ!綺麗だなぁ!」「そうっすね」花火か。思い出がよみがえる。あの時見たのとそっくりだ。サブロー君の横顔があの子に見えてきた。性格だってそっくりだ。意味もないことで張り合って。ちょくちょく可愛いと思ってしまっていた。あの時の、ナツはこれがやりたかったのか?あの時もっとわかってあげられれば。「ハック?」は!気づいたら泣いていた。「なんでもないっす」ギュウ。サブロー君が抱いてきた。「なんかあったなら言って!」顔が真っ赤になる。サブロー君も気づいたのか真っ赤になっていた。可愛い。なんか、ドキドキする。なんで。あぁ。そういうことか。好きだったんだなずっと。この気持ちはまだ、秘密にしておこう。いい思い出ができたな。