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とある雨の日
少年は走っていた
15にも満たない年の少年が
服は濡れ、普段は輝かしい金色であろう髪は肌にベッタリとついていた
しかし、その赤い瞳は光を宿し
ただ何かを追い
その信念は体を突き動かしていた
魔物の蔓延る獣道で
こんな事をする者など誰もいないだろう
しかし、ここまで必死になる者も誰もいなかった
ふと、光が見えた
それは、雨の中では見えないような
淡い光
その光に包まれた瞬間
少年は足から崩れ落ちた
目が覚める
そこは、モンドの教会だった
身体のところどころには包帯が巻かれ
少々痛々しい
外を見てみると
眩しいばかりの快晴だった
倒れた時から数日経っているようだ
「あら、起きたのね」
シスターがにこやかにそう言う
「貴方が倒れていた場所に、これが落ちていたわ」
それは神の目
氷の元素を宿した神の目だった
「これ、俺のか…?」
神の目を受け取る
氷の元素を宿した神の目はより一層光を増し
俺の手に収まる
神の目を得た瞬間
頭に情報が溢れんばかりに流れ込む
ぼやけていた頭がハッとし
今すぐにここを出ようと思った
「…行かなければならない用事ができた」
俺を介抱してくれたであろうシスターにそう言い残し
俺は教会から出る
しっかりと神の目を握りしめて
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どうも、おたくと申します
今回から原神×wrwrdのパロを書いていこうと思います
基本毎日更新を目指して頑張ってます
それでは!