テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
※前回同様扱いが酷いです。
※病み多め
※あと主の呟きがこっちにもまたあります。どんだけ呟きたいんだ此奴(?
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「 …… 」
どこに視線を向けているのかも分からなくなってきた
体はだんだん細くなっていき、抵抗できる力さえ無くなっている
今は指示がないからこうやっていつも通り牢屋の床に寝そべって虚空を見つめる事ができる
この時間が今の自分にとっては唯一の休息の時間でもある
前までは実験だけだったが、今ではサンドバッグ扱いになっていたりする
青紫色になっている痣の部分は治っていない。痛い……かは分からないが
ここに来てから私語を挟むことも禁じられていたので声の出し方なんぞ忘れた
(てかもう喉ぶっ壊れ寸前だからあんま出したくないんだよな…)
唯一声を出せるのが叫ぶときだけで…あれ、なんだっけ。
薬のせいなのか、定期的に脳の機能が低下する時間があり、考えることも全然出来ない
rp『 と……tnさんッ…? 』
青緑色の新人の声を先日聞いた。
ここに潜入していたことをすっかり忘れていた、ホンマにだめな右腕や
……いや、自分から離れたから” 元 ”があってるか笑
「 …つらぁ……笑 」
暫く水を取っていないせいで、振り絞って出した声は前から叫んだ衝動で枯れているのか出しにくかった
…あ、そっか。声は出せるけど水分あんま取ってなかったな
1日1食、水もその食事の時間帯に1杯しか来ないことが多かった。
たまに2杯のときあるけどな笑
そう1人で心の中で呟いていたとき、
鍵が開く音がする。
カチ……ガチャッ
ギギギ…
耳障りの音が鳴り響きながらも少しずつ扉が開いていく
そこにはパーカーみたいな白衣を着ており顔が見えない見覚えのない人が数名、そしてあの豚野郎総統が来た。
あ、豚ってワイちゃいますよ???
なんかこの国の総統がすっごい豚みたいな見たい目してt((( …これ以上はやめておくか
Mob『 やぁ、元気かね? 』
うっわ喋んな
もうちょい安息の時間くれや……
「 元気なように見えますかねぇ… 」
Mob『 僕から見たら見えますよ書記長殿 』
「 はぇーそうですか 」
目洗ってもう一回確認しなおせやこの豚が…
まぁそんな怒りのようななんて言えば良いのか分からないこの言葉は心の底に留めておこう
そう1人で漫才みたいなのをしていると、
チクッと何かが刺されたようなそんな感覚がした
慌てて相手の方を見ると、白衣を着ており、不気味な仮面を付けている研究者らしき人物が
片手に注射器を持ってこちらを見ていた
薬か、と思ったのも束の間
徹夜もしていないので寝不足もなかったのに突然睡魔が襲いかかってきた
Mob『 …笑笑 』
パーカーのせいで研究者らしき者たちの顔は見えないが、
あの豚総統野郎の方に目線を向けると不気味な笑みを向けていた。
ホラー耐性はあったものの、むっちゃ怖かった。
いや彼奴ほんまに人かとこの時に思ったことはココだけの話
そんな脳内で漫才のようなことをしていたら意識が朦朧としてきた
ここで寝てはいけないと思っても、睡魔がだんだん押し寄せてくる
最後にアイツラがでていく様子だけが目に映り
ここで意識が途絶えた
?『 ッ…… 』
誰かが悔しんでいるような押し殺した声が微かに聞こえたが、
んなことは気にしていられなかった
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『 偉いわね!流石私の息子だわ! 』
……ぁ、え?
『 流石____だな! 』
なにこれ…
『 お前は私の自慢の右腕だ 』
あ……grさッ、…
なんで、あんたの声が……いや、
これ全部俺の記憶か…?どうなっとるんやこれ…
『 無能 』
……分かってる
『 はぁ……本当に出来損ないね、貴方 』
俺の努力も知らんくせに
『 有能ってデマだったんだな笑 』
お前らが勝手に流したやつだろ
俺はなんも知らんわ
『 書類しか出来ないくせに 』
うるさい
どいつもこいつも
俺の何を知ってるっていうんや
『 tn氏 』
ぁッ……
gr、さ……
『 お前を入れたのが間違っていた 』
ぇ…?
『 書類でのミスも多々ある 』
それは違う
『 お前は有能だと思ったんだがな 』
『 utより無能か 』
は、いや…
『 書類しか出来ないのに、相手を追い詰めてなんだ 』
それは…寝不足で、
『 ずっとこれのせいだのあれのせいだの 』
『 そんな言い訳通用すると思うか? 』
……
でも俺は頑張って
『 お前みたいな役立たずの無能は要らん 』
『 裏切り者はさっさと消えろ 』
ぇ、あ……
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「 はッ、はぁッ………ヒュッ… 」
「 ゴホゴホッ……いや… 」
ゆ、め…?
苦しい
ずっと信頼してた
自分の命が尽きようと守りたい人に
捨てられる感覚が
ずっと胸に残る
どうしよう
勝手にでていったから、やっぱ役立たずだと、無能だと思われとるんかな
俺なんか居なくても本当にやっていっとるんかな
そっか
俺がこんなに未練があるんは
彼奴等が大好きだったから
彼処が俺の安心できた場所だったから
「 は、ははッ…… 」
「 馬鹿だ、俺… 」
彼奴等もこんな俺が居なくなって清々したんか
本当は、迎えに来てほしかった
必要とされてるか、信じたかったから
でも、こんな無駄な考えせんほうがよかったかな
そう考えてたら
Mob(研究者)『 実験だ 』
そう指示が来た。
こんな今が嫌やけど、逆らったら俺が役に立つ場所って何処にある?
まだタヒにたくない、せめて彼奴等に会ってから………
……いや
もう俺は用済みって認識になってるから無理に会いに行くのもやめたほうがいいか。
それに、迷惑かけるしな
もしかしたら今ここで反抗して助けを求めたら
彼奴等が先に居なくなるのかもしれない
なら、
大人しくサンドバッグになったほうがいいか。
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記録観察
『 実験番号1945_T 』
■月■日────
完成した。
自分のトラウマや嫌な結末を夢で見させる薬は便利だ
身内に甘いという情報がある我々国の奴らが来ない間にこの薬を完成させて試しに打って良かった
それに拠点を此処に移動させてて良かったと今でも思う
とにかく、便利なコマをやっと手に入れることができた
これで研究も捗る
ただ、精神も壊しているので一応洗脳の薬も入れたほうが良いか
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主の呟き
どうもご無沙汰しております主ですまた会いましたね()
やっぱ闇とか不穏系が美味いということで得意の病みを入れてみました
うん、考えながら打ってるせいで可笑しい部分が多々あると思いますがそこはご了承ください
むっちゃ頑張りましたよ、2500字超えましたよ(なおこれを書いてる現在が3000文字突破)
書き方も少し昔の書き方と混ぜるように変えて 、 なるべく長いようにしてみました
ちなみに元ネタだとここが第一章部分でやっと辿り着きました(わーいわーい)
さーて、『 ふたり / ぼっち 』も書いてきますかぁ
ということでここまで読んでくださり有難う御座いました。
次の話で会いましょう、Good bye
コメント
2件
こんな感じの作品得意じゃないのになんかすごい、かわいいい、……
、 相変わらず 美味いっすね 、美味しい