episode1
【バレてたか】
俺は人魚だった。
誰にも言わずに生きていかなければならない。息苦しい生活をこれから送らなければいけない。もし、誰かに人魚とバレ、その人が[お前人魚か?]と言われたら、身体中に鱗が出来て、全身に出来ると本当の人魚になってしまうらしい。
その鱗は【運命の人】とキスをしたらその鱗は剥がれ落ちるらしい。
俺には恋人なんて居ない。って事は運命の人もいない。
だから、バレたらもう俺は死ぬ運命しか無い。だから、身内の人にも、誰にもバレずに生きなければいけない。
そんなことを考えているうち、志摩に呼ばれていた。
[今度、一緒に海に行こう。]と誘われた。
俺は喜んでその時は了承した。その時は。
その日になり、海に入ると下半身に尾びれが出来、俺は焦って直ぐに陸に出た。
志摩に手で(こっちおいで)と言われているが、もしそっちに行ったら俺は人魚だとバレてしまい、死んでしまう。
志摩には手で❌を作り、一人で遊んでもらった。せっかく浮き輪とか持ってきてるのに。
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
すると志摩に言われた。
【お前、なんで海入らなかったんだ?】
と。俺は何も答えられずにギュッとズボンを鷲掴みにしていると、志摩は
【…まさか、人魚?】と言ってきた。
俺 は足ら辺から段々と鱗が出てくる。全身に鱗が出てくるのは数ヶ月かかるらしいが、その内に俺に恋人ができるとは限らない。
志摩と二人で焦っていると、九重が様子を見に来た。俺は直ぐに志摩の後ろに隠れた。志摩の後ろは暖かい。何か、懐かしい気分だ。
そして、小声で俺は言ったんだ。俺が死なない為には恋人が必要だから
【付き合ってくれ。】って。志摩はすぐに
[分かった。分かった]と答えてくれた。
まぁ、キスしてくれるとは限んないけどさぁ、。?
コメント
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ピャァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!早速!!!!!!!!