テラーノベル
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「よし、降りるぞ」
「はーい」
「嗚呼」
「わかりました」
皆、返事をするなり頷くなりし、少し足早な四季について行く。
「ねぇ先生、本当にこの辺りに援護部隊の基地があるの?ここ清水寺の近くだよ?」
「嗚呼。この辺りにある」
花魁坂の質問に答えたあと、四季はひとつのお食事処の前で足を止めた。
「今から清水寺の地下に行く」
「え!?地下ですか?」
「ここお店だよ!本当にここで当たってるの?」
「ここで当たっている。まぁ着いてこい」
「いらっしゃい。こちらへどうぞ」
「!?畳の下に通路…」
「すっげぇ」
「お前ら降りるぞ」
「え〜すご。清水寺の地下ってこうなってるんだね、」
「てかお店から地下に移動するんすね」
「ここら辺にある店などはいくつか清水寺の地下に繋がる通路になっている」
「そして、ここが鬼機関京都支部だ」
「わー、ひっろ」
「すっげぇ。地下がこんなんになってるなんて知らなかったぞ、」
「ん?てかあそこに女の子いんじゃん!!」
「メアド交換してこよ〜」
「え〜!紫苑だけズルー。俺も交換るぅ!!」
チャラ男ふたりが女の子とメアドを交換するために走り出そうとすると、
ガシッ
「うわぁ!!」
「うぉ!」
と四季に首根っこを引っ張られた。
「おい。お前らふたり、ナンパをしようとするな」
「え〜、ちょっとくらいいいじゃん!」
「ここ男しかいなくてむさ苦しいんすよ!」
「ねぇ、メアド変更するだけだから!お願い 」
ふたりがこういうと、後ろからものすごい圧がかかってきた。
「…お前らはここに遊びに来たのか?」
「いえ、僕らはここに応援としてきました!!」
「だよな?じゃあ別にメアド変更する意味ないよな?」
「はい!ありません!」
「ならお前がやるべき事はなんだ?」
「援護部隊の皆さんを手伝うことです!!」
「そうか。ならもうナンパはしなくて大丈夫だな?」
花魁坂&朽森 )「はい!その通りです!!」
「そうか 」
そういうと四季はすぐに2人の首根っこから手を離した。
そしてこちらに気づいたのかさっきまで奥にいた女性が、こちらへ向かって走ってきた。
「え、あの子やっぱり俺のメアド欲しいんじゃね?」
「…朽森…」
「はい、すんません!なんでもないです!!」
こんなやり取りをしている間に女性はもう近くに来ていた。
「お兄ちゃん!!」
この発言、自分たちの担任に抱きつくという行動を見て驚かなかったものはいただろうか。生徒たちは全員目を見開き、担任と抱きついている女性のことを見た。
「お兄ちゃん久しぶり!!元気だった?」
「嗚呼。芽衣も元気だったか?」
「うん!私はいつも通りちょー元気だったよ!!」
「そうか。それは良かった」
「ちょいちょいちょいちょい、え?さっきのお姉さんは四季センセーの妹なの?!」
きっとこの場にいる全員が気になっていることを朽森が聞く。すると、芽衣という女性がその質問に答える。
「ううん、違うよ」
「え、じゃあなんでお兄ちゃんなの?」
「ん?それはねぇ、長くなるからまとめるけど、私昔お兄ちゃんに助けてもらったことがあって、 その時からずっとお兄ちゃんって呼んでるからクセ、かな?」
「その時のお兄ちゃん、すっごいかっこよかったんだよ!!!」
「じゃあ血は繋がってないんだ」
「そう!でもお兄ちゃんは私の家族だよ」
「そうなんですね」
「あ!そういえばお姉さん名前なんて言うの?」
「自己紹介がまだだったね。私は芽衣」
「鬼機関京都支部援護部隊総支隊長だよ」
「え!芽衣さんが総支隊長なの?!」
「えへへ、実はそうなの〜」
「すごいでしょ!!」
<芽衣先生!早く来てください!!
「って、芽衣さん呼ばれてるよ」
「早く行かないとじゃないですか?」
「そうだねぇ、すぐ行くよ」
<先生!急いでください
「はいはい、わかってるよ!けど焦りすぎちゃ患者さんが不安になっちゃうからダメだよ〜!!」
<そうですよね…すみません焦りすぎました。けど急いではくださいね!
「はーい」
「私もそろそろ行かなきゃ〜…」
「お兄ちゃんともう少し話したかったなぁ」
「でも、お前にしか救えない命があるぞ」
「そうだよね!拗ねちゃダメだね!!」
「よし!頑張ろう!!」
「芽衣ちゃんいますか〜?」
「あ!帆希ちゃん!」
「あ!芽衣ちゃん!と一ノ瀬さん達」
「来ていたんですね」
「嗚呼。さっきな」
「あ!」
「どうした、花魁坂」
「いや、どっかで見たことある顔だなーと思ったら先生の同期の人か!!」
「嗚呼。そうだ、こいつは、」
「屏風ヶ浦帆希です。呼び方はゴミでもクズでもなんとでも呼んでください」
そういい頭を下げる屏風ヶ浦を見て、びっくりするよりも四季の生徒たちは
「え〜、全然ゴミでもクズでもないでしょ。でも好きに呼んでいいんだったら俺、帆希センセーって俺呼ぼ〜」
「俺は帆希さんって呼ぶー」
「僕もそう呼びます!」
「なんか皆さん少しだけ一ノ瀬さんに似ていますね」
「だよね!私も思った!!」
「そうか?似ていないだろ」
「そうだ、こんな鬼教師と俺たちのどこが似てるって言うんだ」
「え〜、言動が結構似てると思ったけどなぁ」
「似てないと思うけど」
「そっか〜..」
「あ!それより帆希ちゃんはどうしたの?」
「いや、芽衣ちゃんが遅かったので様子を見に来ただけです」
「そっか!ありがとね帆希ちゃん!!」
「はい!」
「じゃあ私戻るけどお兄ちゃんたちはもう前線
行くの?」
一同)「!?」
「嗚呼。そのつもりだ 」
「はい。私も一ノ瀬さんと同じタイミングで行こうと思っていたので」
「おい、お前らは前線 に行くのか」
「嗚呼。そうだ」
「チッ、俺らは雑用だってのに」
「てかさ!四季先生が行くのはわかるよ」
「なんで帆希さんまで行くの?援護部隊でしょ?」
「そうか言っていなかったな、」
「屏風ヶ浦は援護部隊京都支部副隊長でもあるが、戦闘部隊の隊員でもある」
「え!そうなの」
「はい。私の能力は戦闘向けなので」
「そうなんだ」
「わかったらな俺らは行くぞ」
「待て、なぜ俺らは連れていかない」
「お前らはまだ経験が浅い、だから足手まといになるだけだ。それに言っただろ、”戦争を経験するのは大人だけでいい”と」
「そういうことだ、俺たちはもう行く」
「はーい。わかったよ!こっちわ任せて!!」
「それと芽衣、こいつらのことわ好きに使ってくれ」
「りょーかい」
「じゃあな」
それだけ残してふたりは戦場に向かった。
「やっぱりお兄ちゃんは優しいね」
「そーですか?」
「そーだよ。だって言い方はキツかったかもだけど全部君たちを思ってのことだったよ」
「はい!てことで君たちにはじゃんじゃん働いてもらいます!!はい!着替えてきて〜」
「はーい」
「屏風ヶ浦はあそこに残んなくても大丈夫なのか?」
「はい!人では十分ですし、一ノ瀬さんの生徒さん達もいるので!!」
「そうか。それなら良かった」
「もう少しで着きますね」
「そうだな。ここから警戒していくぞ」
「はい」
「…一ノ瀬さん、さすがに静かすぎませんか?」
「嗚呼。俺もそう思う」
「それに人の気配が全くしない、」
「これは少し急いだ方が良さそうですね、」
「嗚呼、」
「嘘だろ?」
四季たちが見た光景は味方が全員倒れているが敵は誰一人いなかった。
「..おい、これはどういうことだ」
「…桃太郎が1人もいませんね、」
「…いち、せ、さん…..」
四季&屏風ヶ浦)「!」
四季のことを弱々しく呼ぶ声が2人に聞こえた。
「おい、どこだ」
「一ノ瀬さん!急いで探しましょう!!」
「嗚呼!」
「びょ、ぶ、、が、らさ」
「!一ノ瀬さん!こっちです!!」
「わかった」
「この方です」
「おいお前!大丈夫か!」
「いち、の、せ、、さん」
「無理に喋らなくていい!!」
「も、もたろ、、、きよ、み、でら、、」
「おい、おい!大丈夫か!返事しろ!!」
「一ノ瀬さん、もう、、」
「…ごめんな、助けられなくて、」
「安らかに眠ってくれ」
「一ノ瀬さん、さっきの方清水寺と言ってましたよね、」
「嗚呼、」
「嫌な予感がする」
「私もです、」
「桃がいなくてしかも清水寺」
「屏風ヶ浦、急いで戻るぞ」
「わかりました」
「それと地下に行く通路はさっきと逆でここからいちばん近いところにしよう」
「それがいいですね」
「きっと桃太郎が地下に向かっているとしたら、 いちばん近いところから行くでしょうからね、」
この胸騒ぎがただの勘であればいいが___
第7話『胸騒ぎ』fin
続く
あとがき
どうも皆さん!この連載はお久しぶりですね!
これから四季先生たちはどうなっていくのでしょう。そして桃太郎たちはどこにいるのでしょう…
きっと次回から戦闘シーンが出てくると思います!!多分!きっと、
あ!そして、新しく連載を書くんですけど
「13年の時を経て」という、きょうしきのほのぼのしたお話なんですけど、良かったらそっちも見てほしいです…!
はい!てことてそろそろ終わります!!
今回も見ていただきありがとうございました!
それではまた第8話で〜👋
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