コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「守らなきゃ」
腐では!ある
兄弟系
主に兄
重めの話⚠️苦手な人は苦手かもしれないため無理だったら逃げましょう三c⌒っ.ω.)っ シューッ
母が妊娠したとき
「ガキが生まれてもすぐ殺してやる」
そう父は母に言ったそうだ
何度もお腹の子を殺そうとしたらしい
だが俺は運がよいのか悪いのか
体は小さかったが丈夫な体に生まれた
それでも何度も俺を殺そうとしてくる父
暴力を体1つでかばう母親
幼いながら俺は察した
「守らないと」
母親のすすり泣く音しか響かない狭い空間でそう思った
昼間は父が酒を飲みにいないため母と穏やかにでも静かに過ごした
夕方に父が帰ってきてい出迎える母に暴力を振るう
俺が止めに入るが簡単に壁に打ち付けられる
母の髪を鷲づかみ引きずりながらアノ部屋に入る
俺は入れてもらえない
助けたいのに
汚い音が響くなか俺は膝を交え静かに涙した
数年がたった
俺は何度も死にかけた
でも無駄に丈夫な体のおかげでしぶとく生きた
学校へは通わせてもらえなかった
でも昼間の自由な時間に母が少しだけ教えてくれた
(あいつがいなければ幸せなのに)
でも変わらない日々に俺は期待しないようにした
そんなある日、また母は妊娠した
正直もう何回目かもわからない
ただ日々の暴力でこれが最後になるとこっそりと教えてもらった
父に言ったらまた殺そうとしてくるから
母は「この子が最後なら私は産みたい」そう言った
育ててくれた恩と思い俺は支えようと思った
「お母さんはじぃじやばぁばはいないの?」
「いるにはいるんだけどね…お母さん、あのときバカだったからお家を出て行っちゃったんだよ。」
少し切なそう笑ってに言った
「でもここにいたらこの子死んじゃうでしょ?この子生まれるまではいさせてくれないのかな…」
俺は母のお腹を撫でながら言った
母は目を見開き
「そうね…私も勇気出さないとね、ありがとう■■」
頭を撫で微笑んだ
次の日
母は僕をつれて祖母の家へと向かった
正直怖い人たちだった
でもボロボロな僕を見て祖母らしき人物は目に涙を浮かべ俺を抱きしめた
「小さいのに偉いねぇよく頑張ったね、今日からここがお家だよ」
「?」
俺はよくわからなかったがなんとかすめるようになった
それからの日々は楽しかった
温かい食事、温かいお風呂、温かい寝床今までの暮らしとは比べものにもない幸せだった
約1年が経ち、弟が生まれた
赤ちゃんというものを初めて見た俺は感じたことのない感情が生まれた
「■■、貴方はお兄ちゃん。どうか、□□を守ってあげてね」
母はそう微笑んだ
また守る対象ができた
うれしかった
これからもあいつのことは忘れ3人で幸せにそう思っていた
弟が1歳になる頃までは
部屋でやっとしゃべることができるようになった弟と遊んでいたとき、外にいるはずの母の悲鳴が聞こえた
俺は弟を抱きかかえ母がいるであろう外へ走って向かった
そこにはもう会うことはないと思ってたあいつが母に馬乗りになって首を絞めていた
「やっと!やっと見つけた!殺してやる!殺してやる!」
グッと首を締め付けられているなかかすんだ声で母は
「ヒュッ…にッ…げて…」
そう言った
俺は母を守らないとと思ったが腕の中にいる弟は…?ここで母が言った言葉を思い出した
「■■、貴方はお兄ちゃん。どうか、□□を守ってあげてね」
俺は裏口へと走り出した
あいつのことだ母を殺したら次は絶対に俺達を殺しに来る
どうしても腕の中にいる弟を守らなければと思い向かう途中にある台所で包丁を持ちだし裏口へと飛び出した
逃げる際に庭が見えたため横目に見ると母は事切れてた
目に涙をためは知ったときふと思った
あいつがいない…いやな予感が走り冷や汗を垂らしながら走っていると目の前が少し暗くなった
「なっ!?」
振り向くと同時に頭に強い衝撃が走った
とっさに弟を覆うように庇い地面へ吹っ飛んだ
「いっ~~~!!」
頭と体の痛みで思わず声を出したがヤバいと思い立ち上がろうとしたが胸ぐらを掴まれ持ち上げられ、庇っていた弟を乱暴に奪い出した
「俺から逃げていた間またガキを産んだのか」
右手に俺左手に弟を軽々しく持ち上げたあいつは気持ちの悪い笑みを浮かべ始めた
あまりのことに弟は泣き始めた
「うっせぇなぁ!!」
俺を地面へと投げ飛ばし開いたもう片方の手で弟の首に手をかけた
首を絞められたことでさっきまで泣いていた弟の声がだんだん弱くなる
「ゴホッ…!ゴホッ」
咽せながらもあいつへと目を離さない
弟の顔が白くなっていく
(守らなきゃ!守る!守る!守る!……あの化け物を殺さなきゃ…)
俺は近くに落ちた包丁を手に取り叫びながらあいつへと走った
「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
グサッ
とあの化け物の腹へと突き刺した。あの化け物はうめき声をあげ血を吐きながら俺の方へと視線を向け蹴ろうとしてきたところをよけ次は首に向かって刺した
その衝撃で手に持っていた弟を堕とし寸前のところでキャッチした
左に弟を抱えながらあの化け物を押し倒し馬乗りになり何度も何度も刺した
あいつは動かなくなった
刺した手を止め包丁を捨てた
初めて人を殺した感覚に浸りボーと何もない空間を見つめる
(初めて…人を殺したな…悪くなかった。包丁が手にしっくりきた。初めてのはずなのにな。…あっ!□□は!)
泣き叫ぶ弟を抱きしめ泣き止ませる
顔色や呼吸、怪我など奇跡的に大丈夫だった
弟は服をぎゅっと掴み泣き疲れたのか眠り始めた
(母は死に、あいつを殺し、かわいい弟に苦しい思い、汚い血をつけてしまった
未成年であるため逮捕までは行かないであろうがそうなると弟と離ればなれになってしまうそれはいやだ
生きるためのことはもう一通りできる
もう人を殺してしまったんだ殺しの仕事でもして稼いでいくか…あそこなら拾ってくれるかな)
ぐるぐると黒い感情が生まれ始めた
サイレンが鳴り響く
「離れないと」
寝ている弟を抱え歩き出す
返り血だらけで目立ってしまうため裏路地にはいる
(弟が傷つかず何も汚れも知らないように俺が…守ってやらない)とそう誓い俺はもう戻ることのできない裏の世界へと足を踏み入れた
あとがき
ちなみにこれの続きは描くことはないが数年経って成長した弟に恋愛感情というよりも依存的になって監禁しヤリます!弟も最初はおびえるが受け入れ始めます!汚すなら自分の手で的な