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そろそろ別の場所に移動するか…あまり一つの場所に長居はしたくない。
そんなことを考えて歩いていた
その時、聞き覚えのある声がした。
振り向くと、そこには随分と大人っぽくなったミミが居た。
驚いた。絶対に会わないつもりだったのに
ミミは話し出した。あの日の続きを。俺が聞けなかったミミの気持ち。
やめて。そんなに言われたら離れたくなくなる。…ミミと……居たい
💜「自分1人で色んなモノを背負って…少しくらい頼ってよ…」
ポロポロ
ミミは大粒の涙をこぼす
大切な人を守るのが…ミミを守るのが俺の正義
でも……俺はもう…ミミのそばに居る資格なんて…
💜「……好きよ…はる…お願いだからもうどこにも行かないで…」
っ……そばに居る資格ってのはミミよりも大切なことなのか?
違うだろ……ミミを泣かせんなよ…
「……ホントに…我儘だなぁ…ミミは」
「いいよ。俺の力が必要なんでしょ?」
少しだけ、涙がこぼれた
我儘なのは俺も一緒だった