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攻🐉×受🔝の捏造まみれのジヨタプ小説。
ご本人様たちとは全くの無関係。
ご都合主義の矛盾まみれ解釈違いもろもろですがたくさんの愛はある。
タイトルに記載ある通り、一度は挑戦してみたかったオメガバース。
今回も割とうじうじ🐉×うじうじ🔝ですので注意。
覚悟の上読んでくださる方はそのままお進みください…!
⚠️一応オメガバについて調べてから書きましたが、都合いいように設定変えてる部分あります
⚠️抑制剤は通常毎日飲むことで効果があるようですが、この話では発情期期間のみ服用の描写。副作用もあることになってます
⚠️妊娠はしない設定
もろもろ注意願います!
side.ジヨン
別に望んでその性に生まれたわけではない。でもそうなったからには、それを受け入れて生きていくしかない。
小さい頃、母に散々言われて育った。
お前は誰かを生涯自分のものにできる。それは逆を言えば、その運命の相手と一生添い遂げなければならない、と。
そしてそれは相手の人生を背負うことだから、しっかりと運命の相手を見極めて番にならなければならない。その責任と覚悟を負いなさい、と。
俺たち5人のうち、ヨンベ・テソン・スンリがベータ、俺がアルファで、トップがオメガ。バラバラの性を持つ人達が集まっているが、普段生活をしていてなにか問題に当たることはほとんどない。オメガは前まで劣る位置づけとされて随分と生きにくい生活を強いられていたようだが、今は「抑制剤」も開発・流通されそれをしっかりと管理していればあまり生活に支障はないという。
だがそれでも、オメガが発するフェロモンはときにオメガを身の危険に晒すことがある。そのため、トップがオメガであることはメンバー、事務所の社長、マネージャーのみ知っていた。なにか事件にならないよう、5人でシェアハウスというかたちで共同生活を送っている。
一方俺はアルファとして性を設けたのだが、こちらも同様の人達のみに打ち明けていた。オメガの発するフェロモンにあてられヒート状態に入ると、理性が飛びときには暴力的になってしまうことがある。それがいつどのような危害を加えてしまうか分からない以上、この仕事をしていくならばと秘密にしていた。
そのおかげか、今まで特に大きな問題に発展することなく俺たちは生活できている。
そう、「大きな問題」には。
「タプヒョン、」
ふと微かに鼻腔を掠めた香りに、思わず彼の名前を呼んだ。
「なんだ?」
「もしかして……発情期近い?」
「あー……周期的に、そうかもな」
分かるか?と聞かれ曖昧に頷く。オメガの発情期が近くなると、ほんの僅かだがフェロモンの香りがする、気がする。共に活動する仲間でオメガだと判別できるのは今のところトップしかいないから、これが一般的なアルファの特性なのかどうかは知らないが、毎月俺はその香りに敏感だった。
「抑制剤飲んだ?」
「………いや、まだ」
「じゃあそろそろ飲んでおいた方がいいかもね。ここ最近忙しいし、身体の調子がかんばしくないと急に周期がズレるときがあるみたいだから。念のため、ね?」
「…ああ、わかった」
そう言ってカバンから薬を探す姿を見てホッとした。抑制剤を飲んでもらえれば一先ず安心だ。いつどうなるか分からないから、君も……そして、俺も。
大きな問題には発展していない。が、俺個人は問題を抱えている。それはトップについてだった。
初めて彼のフェロモンを嗅いだとき、今まで感じたことのない熱が身体を駆け巡ったのを覚えている。とても甘くて、だけど心地いい香り。心の奥を重たくするような、ふつふつと湧き上がる欲が溢れ出るような。抑制剤を飲んでくれなければ、無理やりその身体を押さえ込んで項に噛み付いていたかもしれない。
そう、俺は彼と番になることを望んでいた。ずっと前から、そして今も変わらず。
しかし俺には一歩踏み出す勇気がなかった。それはもともとの俺の臆病な性格のせいなのか、それとも小さな頃から母に言われ続けた言葉が原因なのかはわからない。番になった相手の人生を背負う責任が俺にあるのかどうか。彼を運命の相手と信じて項を噛んでしまったとき、それが彼の望むものだったのか。俺が縛り付けてしまわないか。
そのことがいつも俺を思いとどまらせていた。
「…ふぅ、」
タバコに火をつけゆっくりと煙を吐き出す。仄暗いそれが空に上がっていった。
できることならば君と番になりたいと思う。この性に関係なく、君が好きだから。それでも俺にその勇気がない。想いを告げトップを自分のものにしたいのに、同時に全てが怖かった。これからの活動も考えなければならないし、万が一俺のせいで彼の人生を狂わせてしまったらとも思う。そのくせ、君を誰にも渡したくない、なんて。
「はぁ……情けねー」
情けない。なんて傲慢でわがまま。抑制剤のおかげもあり、どうにか今までなにもなく過ごせているが、いつどうなってしまうか分からない。君を傷つけたくないのに、縛り付けてしまいたい欲もあるから厄介だ。
「…………ほんと、嫌になるな」
ガシガシと頭を乱暴に掻く。伸びた灰を灰皿に落としながら、1人大きなため息をついた。
side.トップ
別に望んでその性に生まれたわけではない。でもそうなったからには、それを受け入れて生きていくしかない。
小さい頃、姉に散々言われてきた。
簡単にその項を噛まれないようにしなさい。番になったら、一生その人と寄り添って生きていくということ。離れられない。だから、ちゃんと運命の相手を見極めて、この人ならいいという人と繋がりなさい、と。
抑制剤を飲んでベッドに転がった。薬を飲めば発情期に陥ることはないが、副作用なのか身体がだるくなり眠たくなる。仕事に迷惑をかけてしまうのは申し訳ないが、周りも理解してくれてるのがありがたかった。昔一度だけ薬を飲み忘れて発情期になったことがある。フェロモンの匂い自体は自分ではよく分からないが、とてつもなく身体が熱くて、奥から湧き上がる欲に頭がおかしくなりそうだった。下半身は分泌液でぐちゃぐちゃに濡れたし、緊急の特効薬は副作用が強く酷い頭痛や吐き気に襲われた。
そのことから、今はしっかりと抑制剤を服用している。そのおかげか、性のバラバラな彼らと共に過ごしても、大きな問題には発展していない。
ひとつ、問題があるとすれば。
「……タプヒョン、入ってもいい?」
コンコン、とノックと共にヨンベの声が聞こえた。横になったまま返事をすれば、ゆっくりとその扉が開いて彼が部屋に入ってくる。
「大丈夫?しんどい?」
「いや、大丈夫。薬飲んだからちょっと眠いだけ」
「発情期近いの?」
「ん、みたいだな…周期的にもそうだし…なによりジヨンに言われたから」
そう、俺にとってひとつ問題があるとすれば、ジヨンのことだった。
彼はアルファとして生まれ、俺たちと共に活動しているわけだが、俺は密かにジヨンに想いを寄せていた。それはオメガとしての本能なのか、それとも純粋に彼を好きになったのかわからない。それでも彼と番になりたいという想いは、ずっと前から今も変わらず俺の中にあった。
しかし俺には一歩踏み出す勇気がなかった。それは小さい頃から姉に言われた言葉が原因なのか、ただただ俺が臆病なのか。ジヨンと番になりたいと思うと同時に、俺がジヨンの相手で本当にいいのか不安になる。お前と寄り添うのが俺でいいのか、お前を縛り付けてしまわないか。そのことがいつも俺を思いとどまらせていた。
「…そっか。まあジヨンが言うならそうなんだろうね」
ヨンベがベッドに腰かける。彼含めみんないつも俺を気にかけてくれていた。そのことが嬉しくもあり、情けなくもある。
「……ああ。ジヨンは匂いに敏感だからな」
いつもこうやって発情期が近くなると、いち早くそれに気づいて声をかけてきた。果たしてそれがアルファ特有のものなのか、はたまた俺に対してだけなのかわからない。できたら後者であってほしい、なんて。踏み出す勇気もないくせに、ジヨンが俺以外の誰かと番になってほしくないとも思っている。
「……タプヒョンは、ジヨンと…こう、番になりたいと思わないの?」
ヨンベが優しく問う。年下だが兄のような母のような彼は、いつも俺たちを気にしてときにはこういったことを聞いてきた。
「………わからない」
そんな彼の優しさについ甘えてしまう。誰にも言えない心の内を、ついヨンベには話してしまう。
「ジヨンと…そう、なりたいって…思うけど」
「……」
「やっぱ……………こわい、かも」
「…………そっか」
ヨンベは小さく微笑むと、俺の髪を梳くように頭を撫でた。脳がふわふわして、瞼がだんだんと落ちていく。
「…………このこと、ジヨンには言うなよ……絶対」
「わかってるよ」
眠いのを言い訳に、俺はその男らしい骨ばった大きな手に頭を擦り寄せた。
side.ジヨン
最近、身体の様子が変だ。
なんだか芯がうずうず疼くような、熱が燻ってじわじわと全身を蝕むような、今まで感じたことのない感覚が俺を支配していた。
(なんかしたかな、)
今までこんなことなどなかったのに。やけに喉が乾いて歯の奥がちりちりする。体調が悪いわけではない。ただどこか違和感があるだけ。
そして、それが決まって、トップが近くにいるときに発生する。
ということはアルファとオメガの性が絡んでいるのかもしれないが、それにしたっておかしい。今までこんなことなかった。
「ねぇ、」
「はい?」
リビングにいるテソンに声をかける。
「タプヒョンさっき、抑制剤飲んでたよね?」
「飲んでましたよ。だから今ちょっと眠いみたいで、部屋で休んでます」
「だよね〜…」
発情期が近くなり彼は欠かさず抑制剤を飲んでいた。今までだったらその薬のおかげでなにもなかった、フェロモンも全く感じないほど。それなのに、今は彼からのフェロモンが強く感じられる。その香りを嗅ぐ度、身体が疼いて仕方ない。
(……まずいな)
抑制剤の効果がなくなってきてる?…なんてことは聞いたことがないが。ベータである彼らは分からないようだ。ということは俺になにか問題が?
「ジヨンヒョン、なんかありました?」
「え?」
「いや、抑制剤のこと聞いてくるなんて珍しいので…匂い感じます?」
「うーん…よく分からないんだよね。今まで薬飲んでれば感じなかったんだけど…」
正直あまりいい傾向ではない。オメガのフェロモンにあてられてヒートに入ってしまえば理性が効かなくなってしまう。そうなったら自分がどうなってしまうのか、恐ろしかった。
(あんまり、タプヒョンに近づかない方が…いい、のかな、)
制御が効かなくなって彼を傷つけるようなことがあれば、俺は一生後悔する。それだけは避けたかった。
「あの、」
ダンスの練習、休憩中に話しかけられた。まだ少年のあどけなさが残るようなその顔は、見たことがあったが名前を思い出すまでに時間がかかった。たしか最近事務所に入ったダンサーの男の子。一回りほど年下だった気がする。
「ん?」
「今日の夜、時間ありますか?ダンスでちょっと聞きたいことがあって…」
自分の仕事に対してのひたむきなその姿勢に、二つ返事でOKした。先輩としていいアドバイスができたらいい。時間と場所を決め、頭を下げる彼に微笑んだ。
「やば、」
腕時計を見てから廊下を走る。マネージャーとの打ち合わせが伸びて、集合時間を5分ほど過ぎていた。せっかく時間を作ったのに待たせていては可哀想だ。ダンスの練習で使った部屋のドアノブを掴んで勢いよく引く。
「ごめん遅くなっ、」
開けた瞬間、ぶわっと香った匂いに思わず息が止まった。この匂いは知っている、オメガが発するフェロモンだ。しかもそれはとてつもなく強烈で、一瞬にして頭の奥が痺れた。
「な…!」
「……待ってました」
力の入らない腕を思いきり引かれ、倒れ込むように部屋に入る。これほどまでのフェロモンとなると、彼はオメガでしかも発情期だということが聞かなくてもわかった。
「な、んで…っ、」
身体の奥が熱くなって、毛穴から吹き出た汗が頬を伝う。意思に反して速まる心臓がうるさい。
「ジヨンさん…っ、アルファなんですよね、?一目見たときから…はぁ…っ、わかりました」
そういう彼の息も上がり、額には汗が浮かんでいた。抑制剤も飲まず発情期に入れば彼自身も熱くて苦しいにちがいない。
「そのとき、から…っ、あなたのことが、忘れられ、なくて…、」
「な、に…言って、」
「僕と、番に…なってくれませんか…?お願い…しますっ、」
「はぁ…?」
そう言って身体を寄せてくる。途端に匂いが増して、酸素が薄くなったみたいに息がしにくくて苦しい。
(……あれ、)
酷く苦しいのに、頭の奥で冷静な自分がいた。そしてその自分が疑問に思った。
(タプヒョンのときは、苦しくないよな、?)
今彼から発せられるフェロモンは強烈だ。身体の奥が疼いて仕方ないのに、それでもどこかこの香りを拒絶している自分がいることに気づいた。
トップのときは、こんな風に感じたことがない。トップのフェロモンは、もっと甘ったるくて、でも心地よくて、気持ちが良くて、いい匂いで、それで。
(俺、タプヒョンの匂いしか、)
「ねぇ…あなたも、限界でしょ?はぁ…っ、早く、僕の項を、噛んでください…!」
「い、やだ…っ!」
頭の奥が熱くて、思わず突き飛ばしてしまいそうになるのを、どうにか保っているギリギリの理性が塞き止める。一度手を上げてしまったら最後、どんな暴力的な行動をとってしまうかわからない。
「やめろ…離せっ、」
「なんで…っ、なんで僕じゃだめなんですか…?今、フェロモン出てるの、わかりますよね?今日が、発情期だって、わかって、はぁ…っ、あなたを呼んだんですっ、」
「はぁ…っ、やめろ…!」
「あなただって、限界のはず…っ、早く…!」
「嫌だって、言ってんだろ、離せよっ、」
ぐっと掴まれた腕をなかなか振りほどけない。いや、振りほどいたらどうなってしまうかわからない。
「やめろ…っ、俺は、お前とは番にならないっ、」
「っ、なんで!」
ふと、トップの香りが鼻を掠めた、気がした。
「…じゃ、なきゃっ…俺は…俺、は……っタプヒョンじゃなきゃ、」
俺は、君じゃないと、
「ジヨンヒョン!!」
耳を劈く声と同時に、ものすごい力で身体が後ろに引っ張られた。そのまま廊下に放り出されるように倒れる。
「い…っ、」
打ちつけた肘をさすりながら顔を上げると、眉を下げてこちらを見つめるスンリと目が合った。隣にはヨンベもいる。
「な、なんで、ここに…」
「ジヨンヒョン、大丈夫ですか?」
混乱したままどうにか頷けば、スンリはホッとしたような顔をした。
「ーーーっ!」
部屋からは泣き叫ぶような声と、それを押さえつけるテソンの声が聞こえる。
「よかった、ヒョンが無事で…」
「全くだ…間に合ってよかった。危なかったけど」
安心したような2人の声がだんだんと遠のいていく。吹き出た汗が冷えてきて寒かった。
「ヨンベ……スン、リ……」
自分の声も聞こえなくなっていく。俺を覗き込む2人の顔が霞んで、俺はそこで意識を手放した。
酷く熱い。苦しくて仕方ない。
目の前にはあの青年。鼻につくフェロモンに思わず顔をしかめる。
「いや、だ」
俺は、君じゃなきゃ、
「タプヒョン…っ、」
「ーーーはぁっ、」
バッと目を覚ました。突然目に入り込んできた明るさに急いで目を細める。何度か瞬きをして開けた視界に映ったのは見慣れた天井。ゆっくりと上半身を起こすと、身体にかけられていたタオルケットが床に落ちた。
「あ、起きたか?」
ヨンベの声に反応するように、テソンとスンリも近付いてくる。
「とりあえずほら、水飲んで」
「…ありがとう、」
渡されたペットボトルの半分を一気に飲み干した。冷たい水が流れ込んできてホッと一息つく。
「……俺、寝てた?」
「はい、あのとき気絶してしまったんで…ここまで運びました」
時計を見るともうすっかり夜中だった。どうやら意識を失った俺を家のソファまで3人で運んでくれたらしい。
「……そうだったんだ。ごめんね、迷惑かけた。ありがとう」
「いえいえ」
「…………あの子、は?」
「とりあえずテソンが緊急の特効薬を打ってくれて落ち着いた。副作用が少なきゃいいけど……とりあえず彼の親に電話して自宅に帰した。マネージャーには報告したから、今後のことはマネージャーを通じて社長が判断するだろ」
「………そう」
膝を抱え込んで顔を埋める。なんだか頭が痛い。
「…大丈夫か?」
「うん、平気……………タプヒョン、は?」
思わず声が震えてしまった。今一番会いたくて、一番会いたくない。矛盾した想いに心がぐるぐるする。
「……薬飲んで、部屋で寝てる」
「………そっか」
無意識にぎゅっと手に力が入っていた。
「……ねぇ、ヨンベ」
「ん?」
「俺、すごい怖かった……でも、それより、」
トップの顔が頭を掠める。
「…………………やっぱり、タプヒョンが」
好きって思った。
その言葉は聞き取れないほど小さな声として口から零れた。それでもヨンベには聞こえていたのだろう。
「……………うん」
それだけ答えて、そのあとはなにも言わなかった。
あのとき、君じゃなきゃ嫌だって。そう強く思った。やっぱり君が好きだって。
なのに、彼と運命を共にする勇気がまだない。本当に彼には俺でいいのか不安で仕方ない。
「…………どうしていいか、わかんない」
好きなのに、苦しい。苦しいのに、好き。
ねぇ神様はなんで俺をアルファにしたの。受け入れるしかないのはわかってる。どちらかと言えばアルファは優位とされていることもわかってる。
でもこんなに苦しいなら、こんな性いらなかったのに。
コメント
11件
オメガバ好きだけど妊娠するのが少し地雷であんまり見ないようにしてたけど、妊娠じゃないのをみてもう好きってなった🫶しかも全部お話が短くないから好きすぎる♡♡

好きです😭😭😭🫶 最近自分もオメガバでジタプ妄想的なのしてたのでタイムリー過ぎて運命感じてます🥰やっぱりつむじさんの話読みやすいです...!
オメガバあんまり触れる事無かったけどめっちゃいいですね‼️‼️おもしろい‼️こうなんと言うかお互いの為にもって思って離れようとするけどずっと頭に残っちゃう系めっちゃ好きです🫰😍番になる日が来るのかな⁉️楽しみだナ😋大好きです待ってます💕💖