コメント
0件
次の日。
ぺんちゃん は 来なかった。
俺は 先生 に お願い され、 家に 課題を 届けに 行くことに 。
『大丈夫 かなぁ … 』
ぺんちゃん の 親 は 事故 で 亡くなって しまっている。
今は 1人で 暮らしているそう。
家に 着き、 インターホン を ならす。
数秒後、 彼が 扉を 開けた。
「課題?」
『うん 大丈夫?』
「あー。大丈夫だよ」
『………そっか。よかった』
「明日は行くから笑」
『うん 朝一緒に行こ』
「当たり前笑」
遅いし帰りな と 言われたので 帰ることにした
綺麗好き な 彼の髪 が 乱れていたのは 不思議に思ったけど。
まぁ……寝癖だろう。
だけど、なんで手首に 包帯 なんて巻いていたんだろうか。
頭 に 疑問符 が 浮かびながら 家に帰った。
はぁ……。
誰も 悪く ないのに。
悪く ない はずなのに。
どうしようもない 辛さ に 耐えきれず。
手首に 刃を通した。
「いっ……。」
痛み を 感じたが なんだか 落ち着いた。
「やばい……」
「包帯巻いとくか……」
「猿山先生 には 気付かれるな……多分。」
1人の 先生 が 頭に 浮かぶ
ピンポーン
「ん…ごめん おまたせ」
『大丈夫だよ 行こ?』
「うん」
『昨日 なんで 休んだの?』
「……」
『ごめん』
「ちょっと…疲れちゃって。」
『……?』
「?」
『手首。 やったでしょ。』
「……なにが」
その時。 手首を 掴まれた。
「いって…….。」
『ほら。』
「……」
『なんで。』
「……」
『ねぇ。』
「だから……疲れたの」
『何に。』
「人生」
『じゃあ俺と 生きようよ。』
「無理 なこと 言うなよッ!!!」
手を 振り払い 睨みつけた。
「あと1年!! 分かってるだろッ!!!」
『分かってるよ。 そんなの。』
「意味 わっかんねぇ!!」
俺は 彼を 置いて 走った。