私なんて生きてる意味無くね、、、、?
私がそう思い始めたのは中学二年生の夏からだった、、、、、
私は、大庭雫。中学二年生。
ボブヘアに眼鏡と俗に言う地味女子なのである。
私は現在(いま)凄まじいいじめを受けている。
でも、私も負けずに毎日を過ごしている。
いじめられても、自分で自分を応援してなんとか学校に毎日通い続けた。
でも私の同級生は私の頑張りを認めてはくれない、、、、。
『雫っていつもポジティブで頑張っているね』って言ってくれりゃいいのに。
てかこんな頑張っている私をいっぱい褒めてほしい。
『もう頑張ってるから、たまには休んで』『いつもありがとう。』って。
でも、現実はそんな甘くないんだ。
私は、いつものように教室のドアを開けて入ろうとした。
ドアの向こうで盛り上がっていた全ての奴らが凍りついたのが分かった。
【げぇ、、、なんで来んの?】
【教室の空気が汚くなっちゃうじゃんw】
【死んだのかと思った~w】
そんな声が聞こえてくる。
そしてそうやって皆一斉に笑う。
私は怒りが爆発しそうな気持ちを抑えて自分の机に向かう。
すると、机には花瓶と悪口の嵐の落書きがされていた。
(またか、、、、、)
私は、溜息をつきながら後片付けの準備を始めた。
そこに、一人のチャラい系の男子が私に寄って来た。
【よ!!元気~?】
男子はそう言いながら私を妨げる。
「、、、、、、、。」
私はそんな奴を無視して続ける。
【チッなんで無視すんだよ。】
「キャッ!!」
男子が私を蹴った。
思ったより声が響いてしまった。
【声出んじゃんw】
男子はニヤリと怪しい笑顔を見せた。
「、、、、、、、。」
【無視するからでしょ~w】
後ろで女子があざ笑ってる。
地獄絵図だ。
でも、油断は禁物。その奴らは手元に持ってた水を私にかけてきた。
「、、、、、、、、。」
私の制服はもう着れないほど濡れた。
【きゃははははww】
それを見た奴らはさっきよりも狂ったような声をあげながら嘲笑った。
なんで私ばっかり、、、、、。
そう思いながら、体操服に着替えた。
養護教諭の先生は、汚れた制服を乾かしてくれていた。
養護教諭の先生には汚れた理由を雨に濡れたからだと言っておいた。
今朝は雨だったし。引っ掛かってて馬鹿だなと心の中で思った。
一時間目には間に合った。
一時間目は国語の時間。苦手な国語には絶対参加すると目標を立てている。
ガラララと音を立てて国語教室の戸を開ける。
『大庭さん、なんなんですか?その服装は。』
国語の杉田先生に、唐突に聞かれた。
全く、、、分かってないなぁ、、、、。
「雨で濡れたんです。」
そう言いながら席に座る。
クラスはざわざわしていて、時に笑い声も聞こえる。
『皆さん、こんな所でうるさくしない。いい所よ!!もう皆は女子のこんなところでにやけるんだから、、、いやらしいわ。』
杉田先生はそう言い、チョークでカチカチを音を鳴らし続きを書き始めた。
ああ、全然集中出来なかった、、、、、。
また私のいけない癖が出てしまったと思って落ち込んでいた。
【ちょっと、雫来てよ。】
「、、、、、何?」
突然自称いじめリーダーの宮川さんに呼ばれて女子トイレに連れて行かれた。
【さっきの授業、マジで面白かったw】
【思った~w。てか汚れた制服で参加すればよかったのにねw】
そう暴言を撒き散らかされた。
「、、、、うるさい、、、!!」
私は、そう呟いた。
【あぁん?お前に言われる筋合いなんてねぇよ。】
「あ”、、、、、、、あ”がぁ、、、、、うぇぇ」
私は、情けない声をあげて倒れた。
【あはは!!】
宮川さんは、笑いながらトイレから帰っていった。
もうお昼の時間だった。
私は自分で作った弁当を広げた。
友達はもちろんいない。
ワイワイ話せるような奴は全く見当たらない。
だから、一人で平らげるのだ。
モグモグ、、、、、、、
一人のご飯は美味しくないことは私はいつも自覚していた。
私は卵焼きに目を落とし、箸で掴もうとした。
バッと一瞬で弁当を取り上げられた。
「返して、、、、、!!」
【返さな~いw】
声の主は、いじめ副リーダー的存在の森田だった。
「取り上げて、どうすんの、、、、?」
【こうするんだよ。】
森田は弁当の上にあるものを置いた。
「ひぃっ、、、、!!」
それは、死んだカエルの死体であった。
【あはははははwざまぁw】
そう言って、私の頭を森田は掴み、、、、、
ビシャ、、、!!と鈍い音と共に弁当に私の頭が降ろされた。
「ひぃぃ、、、、、ぐ、、、うぇぇ、、、、」
私は、獣のような唸り声をあげて顔をゆっくりとあげた。
今日の学校生活が終わって、自由になろうとしていた。
玄関に着き靴を履き替え帰ろうとしたとき
宮川さんと鉢合わせた。
【今日も面白かったわ。明日も付き合わせてね。】
なんてくだらないこと言いながら帰っていった。
いつか、、、、、、
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