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二話 虐待

あれから私は家にまっすぐ帰った。

私のクラスの大半は、放課後皆でスイーツ食べたりゲームセンターに行ったりと満喫な生活をしているという。

これが、青春なのだ。

(なんで私ばっかり、、、)

なんて思いながら私の家のドアを開けた。

「ただいま、、、、、」

私は小さく呟いて部屋に行った。

私は、学校から帰ると部屋に閉じ籠ってしまう。

ああ、前までこんな事はなかったのに、、、、、。

「死にたい、。」

そう思い、体が動き自然と私の胴体は勉強机の引き出しをがさごそ漁っていた。

カチカチと音を立てながらカッターを持って、、、、、、

切った。

痛みは、やる度に慣れてきて余り感じないが、少し痺れていて感覚が鈍くなっている。

そして、生ぬるい血が適っていた。


手当ても終えてベットに潜って、

寝た。

起きると午前三時とまだ夜中。

(お母さん、居るのかな、、、?)

そう思いながらリビングに行く。

リビングに着くとテーブルには私の分だろうか、ラップが敷かれたご飯やみそ汁、お惣菜

が置いてあった。

₍あんた、何してんのよ、、、、、⁾

突然後ろから呼ばれて後ろを向くと、お母さんが突っ立っていた。

バシッ!!と大きな音がリビング中に響いて頬に痛みが襲って来た。。

平手打ちされたのだ。

「、、、、、、、。」

私は、平手打ちされた頬を抑えてお母さんを物凄い形相で睨み付けた。

₍何なのよその顔は、、、、!!何なのよその態度は、、、、!!⁾

お母さんは、睨んだ私を思いっきり蹴ったり殴ったりした。

でも、私は睨み続けた。

₍あんた、ちょっとこっち来なさいよ、、、⁾

「、、、、、、ッ!!!!!!!!」

お母さんは、倒れた私の髪を掴んで引きずり風呂場に連れて行った。


「なにを、、、する、、、の」

息が荒くなるまで傷つけられた私。

それでもやめないお母さん。

逃げ出したくなった。

でも、神様は奇跡を与えてくれなかった。

₍あんたには、お仕置きが必要よ。⁾

そう言うと、お母さんはライターを持ってきて、

私を無理やり服を脱がせ裸にさせた。

「、、、、、、嫌だッ!!!!」

私は、悲鳴をあげた。

₍うるさいわね!!⁾

「あ”あ”あ”あ”あ”ッ、、、、、、、あ”ッ、、、、あ”がぁ、、、、!!!!!」

₍死ねぇ!!⁾

「う”う”う”ぅぅう、、、、、、、」

私は唸り声をあげながら気絶した。


私の親は、私の事が嫌いだ。

私は、父、母、そして妹の紗由がいる。

父はサラリーマンなのだが、最近は居酒屋でお酒を飲んで家も遅く帰ってくる。

そして、家に帰ると酔った勢いで暴言暴力が絶えない。

母も一方的に私の事を暴行する。

紗由も、学校一成績が良く、スポーツ万能で友達も多く人気者で、

(いわゆる一軍の扱い)

こんな家族だった。

生まれてきてから最悪だった。

母も父もギスギスしていて毎日些細なことでもめてしまう。

こんな家族なんて

いらない。

目が覚めると、朝になっていた。

全裸の状態で、風呂場で気絶したまま朝を迎えてしまった。

制服ももちろん洗っていない。

身体中、痣や火傷のあとやリストカットの傷が付いている。

お母さんは、興奮気味で実行したせいか、リストカットの跡には気づかなかった。

それが不幸中の幸いである。


(どうしよう、、、、。)

リビングに行ったがお母さんもお父さんも見当たらない。

仕事に出かけたのだろう。

〔あ、お姉ちゃん。〕

後ろから紗由の声がした。

嫌な予感がした。

〔昨日風呂入ろうとしたら、全身傷だらけなお姉ちゃん倒れてたけど、助けられなくてごめん☆〕

萌え声で謝っている様子を見て気持ちが悪くなった。

早くここから抜け出そう。

そう思って朝ごはんも作らず家を出た。

闇💔エンプレス

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