ソ連視点
ソ連 「随分と早いご到着だったな、ナチ」
ナチ 「…」
ソ連 「おいおい無視か?久々に会ったんだ、もう少し嬉しそうにしろよ」
ナチ 「…息子を返せ」
ソ連 「冗談じゃねぇ、苦労して連れてきたんだ。そう簡単に渡さねぇよ」
ナチ 「大事な息子なんだ、頼む」
ソ連 「俺よりもか…?」
ナチ 「…」
ソ連 「俺よりもかって聞いてんだよっ!」
ナチ 「当たり前だろ、血縁者なんだから」
ソ連 「ふざけるなよっ…何処の女とこさえたんだ!?」
違う………。
ナチ 「そんな事、聞かなくても分かっているだろう。俺とお前は繋がっているんだ…俺が何処で何をしようとお前の右眼が見てるだろ」
ソ連 「それはっ、」
違うんだ…ナチ、俺は………。
ナチ 「これ以上手間をかけさせるな、不愉快だ」
ソ連 「ごめっ、」
ナチ 「さっさとしろ、時間の無駄だ」
ソ連 「ナチっ…俺、俺はお前とこうして2人っきりでまた会えてすごく嬉しい。なのにお前は…うぅ”……それが些細なことみたいで俺っ….…かなし”」
ナチ 「はぁ…泣くなよ、めんどくさい」
ソ連 「ごめ「謝るな。お前は昔からそうだ、俺が何を言っても謝ってばかりで本質を理解していない。俺が一番嫌いな奴だよ」
ソ連 「…ごめん」
ナチ 「もうどうでも良いから息子を連れてこい、我慢の限界だ…早くしろ」
ソ連 「…………うん」
ナチ…俺は、お前からの愛がほしい。
スペイン視点 山奥にて
あの人はどうも信用ならない。いつも仮面を被っていて腹の底で何を考えているか分からない。特に息子のこととなるとその気がある。だから…
スペ 「…あそこか」
時々自分の行動力には驚く。あの免許証だけで奴の住所まで調べ上げ、こうやってやって来ているのだから。それにしても、
スペ 「可笑しい、」
ここまでの道のりで何の罠も仕掛けてこなかった。あの人の息子だというのにこんなに不用心なことがあるか…?それにいくら山奥とはいえ気配が無さすぎる。小動物が動く音すらも聞こえない。…どうなっているんだ。
途端に寒気がした。
スペ 「あ」
俺はそこで気を失った。
イギリス視点
イギ 「ご苦労様です、あなたのお陰で助かりましたよ」
? 「それは良かった。もう少しで捕まる所だったからな、私達の息子達が」
イギ 「危ない所でした…あの子達にはもっと警戒心を持って欲しいですよ、本当に」
? 「あの子達もまだまだ私たちから見れば子供だからな。しかし良いのか?大事な部下を殺してしまって」
イギ 「仕方ありません、彼は知りすぎました。私達の秘密を…」
? 「怖いな…お前にだけは狙われたく無いものだ」
イギ 「何を仰るのですか、自分の嫁を始末する程私も鬼じゃありません」
? 「だと良いが…私の息子もまさかアメリカが自分の義兄だとは知らないだろうからあそこに居られるんだろうな」
イギ 「良いじゃありませんか…禁断の恋というのも、私は止めませんよ?」
? 「アメリカはお前にそっくりだからな、どうせ私と一緒で顔に惚れたんだろう…あの子も」
イギ 「まるで私が顔しか良いところが無いみたいな事言わないでくださいよ」
? 「実際そうだろ」
イギ 「私もあなたの顔、好きですよ。
日帝さん」
『続』
コメント
4件
えええええ!?!?日帝さんは激アツすぎません?!?!最高…❤最後の2人の会話大好きすぎて…私に似て顔が好きみたいな会話してる時とか大好きなんですけど!?!?日帝さんって分かってから読み直すとより好き🫣🫣🫣 ソ連さんの弱弱感がらぶ💕💕この2人の関係好きすぎますー
イギリスと日帝の関係and登場最高すぎる✨これからの展開も楽しみ♪̊̈♪̆̈
ややこしくなってきたぁぁぁあああぁ!!!!!!