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朝、目が覚めた瞬間、リノは自分の体に違和感を覚えた。
((むくっと起き上がり、自分の胸元を見る
🐰 え? ……は?
((ごそごそとパジャマの中に手を入れる
🐰 ……うそ。まじで?
声も少し高くて、髪もなんか長くなってる気がする。
鏡の前に立った瞬間、リノは叫びかけて口をおさえた。
((鏡に映るのは、あきらかに“女性”になった自分
🐰 やばい……これ、夢?
((その時、部屋のドアがノックもなく開いた
🐶 おはよ、リノヒョン。って……え?
スンミンが立ち止まり、目を見開いた。
一瞬沈黙。そして……にやっと笑った。
🐶 ……なにその格好。どこの美人?
🐰 う、うるさい。見んな。てか出てけ!
((毛布をひっつかんで身体を隠す
🐶 いや、出ない。てか、それ本当にリノヒョン?
……見てわかんだろ。これどうすんだよ。
((近づいてきたスンミンに警戒しながら後ずさる
🐰 近寄んな!触んなよ!
🐶 触ってないって。けど……かわいい。
((スンミンがにやけながら、あごを軽く指で持ち上げる
🐰 ……なにやってんだ、ばか。
🐶 リノヒョン、いや、今はリノヌナかな?
ずっと好きだったけど……今の見た目、反則でしょ。
🐰 は……? ちょ、スンミン、近い!
((顔が急接近。スンミンが真剣な目になる
🐶 俺、我慢できないかも。
🐰 ……っバカ、やめ──
((唇が重なる。最初は優しく、けれどすぐに深くなっていく
((リノは驚きで目を見開いたが、スンミンの手が腰に回り、逃げられなくなった
🐰 ……っは、ちょっと……スンミナ……
やっと名前呼んだ。
もっと、呼んで。
((リノをベッドにそっと押し倒す。スンミンの目は熱を帯びていた
🐶 これ、戻らなくても……いいかもな。
🐰 ばか……もう……責任、取れよ……
((スンミンが微笑む。優しく、でもどこか独占欲のあるその笑みに、リノは逆らえなくなる