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ストーリーの前に注意書きを必ずお読み下さい。


※注意書き

誤字脱字気をつけますがほぼ確であります。


原作のストーリーとは全く関係ございません。


○○はこんなこと言わない、こんなことしない。

と言うことがあるかもしれませんが、この先ご了承ください。


なんでも許せる方向けです。


以下をふまえ、閲覧をお願い致します✨




タイトル

【耳が聞こえない武道君は。】



🔔)キーンコーンカーンコーン……


先生))はい、じゃあ今日の授業はここまで。日直、挨拶。

シーン……)

モブ))……先生、今日の日直武道君です。

先生))あぁ…そうだったか。じゃぁ明日の日直挨拶しろ。

モブ美))え〜…はぁ。起立。

ガタッ)

モブ美))例。


先生))じゃぁ気をつけて帰るように。

皆))は〜い。

モブタ))なぁ今日ゲーセン寄っていかね?

モブ))いいじゃん、いこいこ。


武道))……。


音がない世界


声も無い    無音な世界


これは、生れつき音が聞こえない俺と、そんな俺には似合わずだが

不良という名の友人とのお話である。

初めて俺を受け入れてくれた彼らは俺の世界を照らしてくれた。


世界に色付く瞬間。

これは、そんな俺と不良の物語である。




ヴーッヴーッヴーッヴーッ


武道))う゛ッ……


バイブ音と転々と強い光で目が覚める。

音が聞こえない俺はいつも専用の目覚まし(置)時計で朝を迎える。



武道))ふぁ〜……ッはぁ…。(学校の支度しなきゃ。)


眠気をぶっ飛ばすために辛いながらに制服へと着替える。

それから1階におり、洗面所へ向かうと冷たい水で顔を洗う。


リビング向かい、そこには既に父と母が居た。

父は新聞を読見ながら珈琲を口にする。

母親は俺と父の弁当の準備をしてくれていた。


武道))おはよ〜。

父))おぉ武道、

手話)おはよ。

母))おはよう武道

父))じゃぁもう出るよ。

母))えぇ。気をつけて

父))あぁ。

手話)武道行ってくるよ。

武道))うん、行ってらっしゃい。


父親の手の動作は手話と言って、耳が聞こえない人との会話の際に使われるものだ。


いつもの光景だった。

優しい家族はいつも俺の為に尽くしてくれて感謝してもしきれないくらいだ。

耳が聞こえない事を医師から知らされた両親は下を向かずに早速手話を覚えたのだと言う。


だけど俺は思う。

両親の面影にはとても苦しい思いをしたのだということ。

沢山泣いたのだろう。

沢山自分たちを悔やんだのだろう。

その優しさが今この形になっているのだと。



食卓には既に俺用のお皿、ご飯が並べてあった。

早くに食を済ませまた洗面所に向かう。

歯を磨き、玄関へと向かう。


母の見送りもあり、『行ってきます』と手話する。

母は笑顔で『行ってらっしゃい』と手話した。




3分くらい歩くととある人物と遭遇する。

その人物は、不良でありながら仲良くしてくれている人だ。

俺の高校生活初めての友人だ。


千冬))お、来た来た。

手話)おはよ。

武道))おはよう、千冬。


千冬とは高校生なりたてに出来た友人だった。

俺は耳が聞こえない事からよく理不尽に虐められていた。


高校生になり、不安と恐怖しかない中出来た友達。



千冬))お、

手話)髪の毛切ったんだな

武道))うん…変、じゃない……?

千冬))手話)似合ってるよ。いいじゃん

武道))へへ、ありがとう

千冬))かわいぃなおい、安定の可愛さ。

武道))…あ、ごめん何か言った?

千冬))手話)何も

武道))そう?


平日はこれも日課だった。


家から徒歩で電車の駅に向かい、それからまた徒歩で学校に向かう。

時間はだいたい25分程度で学校に着く。


下駄箱に靴を入れ、学校専用のスリッパにはき変える。

雑談をしながら教室に入り、自分たちの席に着く。

俺の席は、千冬の前。


千冬))トントンッ)

武道))ん?

千冬))手話)今日の体育出る?

武道))あ〜…、千冬は?

千冬))手話)一応出る予定だけど

武道))何するんだっけ、

千冬))手話)バスケ

武道))ハハッ、流石に無理だ…

千冬))手話)見学?

武道))うん。ってかいつも見学なんだけど…

千冬))手話)確認大事

武道))そう?…俺が出るのは夏場の水泳だけだよ。

千冬))…そっか。

武道))あ、準備体操は、

千冬))手話)わかってる。一緒に組もう。

武道))いつもありがと〜

千冬))手話))いいって。気にすんな。


耳が聞こえないので部活動には基本参加はしない。

体力テストや、準備体操には出るけれどそれ以外は周りに迷惑もかかるので出るのを極力避けている。


武道))トイレ行ってくる。

千冬))︎👍🏻



トイレにて


モブ林))いや〜でも、うちのクラスに障害者とかマジついてねぇよな。

も部))お前そろそろ慣れろよ。高校になってもう半年だぜ?

モブ林))だ〜って、なんかいつもムカつかね?先生もアイツが障害者だからって甘いし。な〜んか、得してるって言うか。

も部))ま〜、分かんなくはねぇけどさ。でも、体育や部活とかは出ないしこっちは良くね?そういった面ではこっちが得だろ。あいつのせいで負けるなんてことも無いしさ。

モブ林))まぁな……。でもなんか癪に障るんだよなぁ。ムカつく。

武道))手を洗ってる)……

モ〜ブ))お前らその辺にしろよ。本人居るんだし。

モブ林))どうせ聞こえてねぇだろ。耳が聞こえないんじゃ言ってなんぼだろ。

モ〜ブ))まぁそうかもだけどさ、程々にな。

武道))…意外とわかってるよ。

モブ×3))?!

モブ林))は…??

も部))い、行こうぜ

モブ林))ぉ、おう、


モ〜ブ))…あんま気にすんなよ。ってかなんで分かるんだ?

武道))…ニコッ)


何となく話してることはわかってる。口の動きを見れば大抵分かるもんだ。

勿論、早口に言われたら分かんないけれど。

普段のみんなの口の速さは何となく理解できる。

だから、

モブ達の言葉も何となくわかってしまった。


あぁ、やっぱりだめなんだな……。


俺はいつもどこに居ても迷惑ばかりだ。



教室に戻った武道


千冬))手話)……なんかあった?

武道))…なんも無い!ちょっとトイレ混んでた〜。

千冬))…ふ〜ん……。

手話)帰り寄り道していかね?

武道))もう帰りのこと考えてんの?まぁいいけど

千冬))手話)あとの楽しみは大事だろ?

武道))まぁね。






今回はここまで!

次回もお楽しみᵔᢦᵔ///

























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