テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
あの媚薬入りチョコ大作戦から3日が経った。トントンとは全然会わなくて、というか会う機会がそんなにないのだ。
だって俺、大体ダクトで移動しとるし書類仕事も危険な仕事多いからあんまないし。だから普段はマジで会わへんのよな。
でも今回はちょっと俺が避けてるかもしれん。
トントンに自分が作った媚薬入りチョコを食べさせて襲わせたんやで??
普通に考えて人間として最低やなと思うわけだが。罪悪感に押し潰されそう。今。
えーっと、今は…..15時か。
エミさん今日お茶会しとるかな。
そういえばこの作戦の結果をエミさんに共有してなかった気がするから話しにいくか。
ゾムは慣れたようにダクトの中で移動する。だが、ゾムが動くたびに少し埃が舞い咳が出る。
…。廊下に出るか。
掃除せななぁ。そう思いながら目を擦り廊下に降りる。周りに人はいない。そう確認してテクテクと歩いていく。足音はせず肉眼で見ないと本当にいるのか?というほどに足音がしない。
ゾムは軍に所属する前は暗殺業をしていた為自分の存在を悟られないように、痕跡を残さないように。と細心の注意を払っていて癖がついていた。今はそんな注意する必要はないがまぁ癖なので気にしない。
幹部棟だから全然人とすれ違わない。
そりゃそっか。
気を緩めながら歩いているともうそろそろエーミールの部屋に着こうとしていたその時。
tn「あ。」
zm「あ。」
偶然通りかかったのだろうか。曲がり角から今出来れば会いたくないランキング1位トントンと鉢合わせてしまった。
反射的に俺は逃げる姿勢に構える。そんな俺の意図を察知したのかハッと表情を変えトントンは俺の腕を掴もうとこちらに手を伸ばすが、もうそこにはゾムはおらず廊下に走り出していた
やべぇ反射的に逃げ出しちゃったけど、トントンは〜、….
うん。追ってきているぜ。結構ガチな感じやね。
なんか捕まったらやばくなりそうやから撒きたいんやけど、トントンやからなぁ…
zm「….っ、」
全力疾走しんど!!!てかこれ、持久戦に持ち込まれたら俺絶対負けるやつやん。
瞬発力は俺の方が上やと思うけど、持久力はトントンの方が高い。
このままじゃ、俺の体力が限界を迎えて捕まってしまう。というか徐々に距離が縮まってきている気がする…!まずい。
体力が減ってきているゾムに対してトントンはまだまだ余裕そうだ。どんどん距離を詰めていく。
走っていると他の幹部達が視界から横に流れていく。
kn「おっ、なんやなんや痴話喧嘩け?」
shp「はやッ」
ci「トントン目がマジなんやけど…」
そんな会話が聞こえてきたがそんなものに構っている暇はない。自分の保身の為、ゾムは必死に撒こうと走る。
はぁッ、はぁッ、
酸素がうまく吸えなくなってきた。酸素不足で頭が回らなかったのか、行き止まりの通路を選んでしまいゾムはトントンの方向を向く。
ここが行き止まりだと分かり、走るのをやめゆっくり歩き始めた。
やばいやばいやばいやばい
一歩、また一歩とトントンが歩みを進めるとゾムも一歩また一歩と下がっていく。
じりじりと向かって来ているトントンにゾムは命の危険を感じた。目が、目がマジなのだ。
徹夜をしていたのか目に黒い隈ができており、ゾムを”獲物”としてロックオンされているようで瞬きもせず、じっくりとゾムを見つめている
ぴと
背中に壁の感触が感じられた。もう、逃げられない。こうなったら多少強引にでも….
tn「ゾム。」
もうあきらめぇや。
そう言って一歩一歩迫ってくるトントン。
tn「ていうかなんで逃げるんですかねぇ。」
そう言った瞬間にゾムは右手を握りしめ鳩尾に向かってパンチをする。だが
パシリ
zm「っ!!」
防がれたっ!!
手のひらで受け止められ、その拳をゾムより大きい手で包む。逃げられないように、しっかりと力を入れて抜けないようにしたトントンはふぅとため息をついた。
tn「だから、もうあきらめぇやって。」
ゾムは往生際が悪くもう片方の手を手刀のようにしてトントンの首を狙って放つ。
ドンッ
鈍い音がした。だが俺の手刀はトントンの首には届かなかったようで腕で塞がれてしまった。
そのままトントンは俺の両手首を掴み完全に腕を封じ込まれた。その際、机に押し付けられた時に出来た手首のあざを握られ少し顔を歪めてしまう。痛みで震えた俺を見てトントンは俺の手首にあるあざに気がついた。
zm「っ、….」
tn「、?…ゾム、これ、」
tn「俺がやったやつか。」
zm「んッ、離して。」
tn「あっ、すまん。」
トントンは慌てて俺の手首を離す。もう逃げても無駄なので、逃げる気はない。
そういえばあざできてたんやな、全然気づかんかったわ。
…
しばらく沈黙が続き、喋ろうと口を開こうとするとトントンは頭を下げた。その行動に俺は驚いて固まってしまう。普段トントンが、謝る姿なんて見たことないから珍しいなぁ。と見当違いなことを思っているとトントンが話し始めた。
tn「すまんかった。3日前のこと。無理矢理襲ってしまって、怖い思いもさせたしゾムの手首にあざまで付けてしまった。本当にすまん。」
zm「とんとん、」
違うんだ。おまえは悪くないんだぜ。全部俺の悪巧みから始まったことなんだ。トントンが謝る必要なんてないだ〜!!
そんな考えはすぐには言葉に出来ず、どうしたらいいかわからない。言いにくいのだ。あ、、いい事思いついた
zm「トントン、顔あげて」
tn「いや、無理や。ゾムに最低な事したんや簡単にはあげられ
zm「ええから」
上げて。
少し強めの口調に変わったゾムの声を聞いて、トントンは恐る恐る頭を上げるとちょうどゾムと同じ目線になる高さにトントンの顔がくるとゾムはトントンの両頬に手を添わせ、近づけるようにするとそのままキスをした。
ちゅ。
その行為に対してトントンは目を見開いて硬直する。
zm「ごめん、俺がそうなるように仕向けたから、トントン悪ないから、そんな自分責めんといて。」
そう言ってもトントンからの反応はなく、目が合っているようで合っていないようなる気がする。少し空いた口は塞がらず間抜けにぽかーんと空いている。
zm「っw」
間抜けな顔やなぁ笑
ようやく思考が追いついたのかいきなり顔を上げ、トントンは叫ぶ。驚いて俺は頬に添えてあった手をしまってしまう。
tn「ゾムが仕向けた、??なんで??」
zm「そ、それはぁ〜」
襲って欲しかったから、ちゅーしたかったから
などありのままを言ってしまったら痴女扱いされてしまうんじゃないか???
いやでもトントンは俺のことむっつりスケベって知ってるやろうしええか、、
zm「ちゅ、ちゅーしたかったから、」
トントンから離れて行き場のなかった手をフードに持っていき深くかぶる。恥ずかしさからなのか手に力が入りフードにはシワができていた。フードで隠された表情はよく見えなくなってしまったがちらりと垣間見えると頬を染め視線を逸らしていた。じんわりと見えるペリドットの瞳はゆらゆらと震えている様子を見てトントンは頭の中にある言葉が浮かんでくる。
思わずにやける顔を隠すように口元を手で覆い噛み締めるように一言。
tn「かわよ。」
zm「は!?」
ゾムが仕向けたとかもうどうでもいいわ。
とりあえず目の前の生き物が可愛いすぎるんだが?ちゅーしたかったから?ちゅーて言い方も可愛すぎるやろ。
可愛いと言う言葉を聞いたゾムは驚きフードを持っていた手が思わず脱力する。
てっきりしょうもない理由で怒られるんやと思ってたんやけど、可愛い??俺が??
でも、
とんとんが、可愛いって言ってくれた、!!
そりゃあ何回か言ってくれたこともあったけど、!
うれしい。かわいい。すき。しあわせ。
zm「えへへ、///」
目尻を下げ口角が柔らかく上がり嬉しそうに笑うゾムを見てトントンはさらに顔を赤く染める。
かわええ。
そのままトントンはゾムに倒れ込むようにして抱きつく。普段トントンからのボディタッチはないためさらにゾムは驚き、頬を赤く染める。
ずっしりと重たい身体が寄りかかってきて後ろに倒れそうになるがトントンの背中に手を回してなんとか倒れずにすんだ。ふわりとトントンの微かな体臭とマフラーの柔軟剤の香りがしてゾムは息を飲む。さらに首には自分より遥かに逞しい腕が巻きついており分厚い筋肉に惚れ胸の昂りを抑えられない。
tn「…..ぞむ。」
そう呟きゾムの首元に頭をぐりぐりと押し付ける。七三分けにきっちりと揃えられた髪は崩れさらさらと首元にかかりくすぐったい。
zm「トントン、?笑くすぐったいわ笑」
tn「….きす。、する、?」
え。
トントンからくぐもった声で予想外のことが言われ、思わずトントンの顔の方を見ると、耳は真っ赤だ。表情は見えないが情けない顔をしているんだろう。とトントンが自分から言ってくれたのは大きな進歩なので、とっても嬉しかった。キスをするとなると、あの光景が頭の中でリピートされ身体が勝手に火照ってくる。心臓がどくどくし、奥が勝手に疼く。
zm「…する。」
そう言うとトントンはゾムの首元から顔を離す。首元から熱源が去っていき少し寒い。
そして俺から一度身体を離すと俺の両腕を掴む
顔は赤くしており、眉間に皺を寄せ少しぶるぶると武者震いしている。そんな様子で固まっているトントンに内心笑ってしまう。
やっぱトントンって童帝やなぁ。
今も顔真っ赤にして固まっとるし、笑
両腕にめっちゃ力入れてるやん笑
そんなトントンの様子に愛らしく感じ、期待してしまう。俺からはアクションせず、ただじーっと待つ。期待で唇を舌で舐めてしまう。俺は緊張したら唇を舐めてしまう癖がある。その緊張感からの興奮がどんどん身体に侵蝕していく。
薄い唇から俺より小さく真っ赤な舌が縁をなぞる。その様相がとてもエロくて、目が離せない。吸い寄せられていく。
ちゅ
ただ触れ合うだけのキス。だがゾムにとっては特別だった。なぜならトントンからの初めてのキスだったからだ。そんなゾムは目を見開いて固まる。トントンは反対で、目をぎゅっと閉じ眉間に皺を寄せ顔を真っ赤にしている。
しばらくすると唇が離れていく。
トントンは顔は真っ赤になりながらも、まだ足りない、もの欲しそうな顔をしている。目は細められ甘い視線が向けられる。
tn「….」
zm「んっ、…もう一回する、?」
する。
ちゅっ、…..ちゅっ
またキスをした。今度は角度を変えながら長く。もっと。もっと欲しい。小さい唇を食んでみるとゾムは予想外の行動だったのか体をビクッとさせ俺の胸元辺りの服を弱い力で掴んでくる。はぇー、可愛いんだが。そんなゾムもどんどん激しくなっていき、食むでいると一瞬の隙に舌を入れてきた。ほぼ初めての感覚なので舌と舌が絡め合う感触は新鮮だった。柔らかくてぬるっとしていて少しざらっとした質感があった。くちゅりくちゅ、っといやらしい水音が頭に響き興奮成分が分泌されていく。
ゾムはトントンの口内を荒らしていく。舌をねちっこく絡ませ歯列をなぞり上顎を舌先でこする。トントンは少し体をビクつかせるが顔は変わらず、少し悔しい。もっと乱れて欲しいのに。だけど、急に舌をいれて拒否られると思っていたが案外ノリノリなのか舌をおずおずと絡ませてくる。トントンの厚い舌が俺の舌と絡まる。トントン俺より舌とかもでかいから絡ませるの大変なのよなぁ、でもそれでトントンが気持ち良くなるならええかな。それでハマってどんどんエスカレートしてって、最終的に…
完璧だぜ。いけるぞ。と主導権を握って完全に油断していたゾムは後悔する事になる。
一度呼吸するため唇を離す。
zm「..っ、どぉ?きもちよかったやッッんむ!?」
俺が喋っている途中にトントンは俺の顎を掴み思いっきりキスをした。俺はびっくりして咄嗟に俺の顎を掴んでいる手を離させようと腕を掴むがびくともしない。
厚い唇が俺の唇に吸いついてきてそのまま舌を入れられる。さっきまでのおずおずとした絡め方ではなく容赦なく奥まで入り込み俺の舌と絡められる。逃げようと舌を逃しても追いかけて追いかけられぬめりを帯びた熱が舌の裏筋をなぞり何度も絡められながら吸いついてくる。
zm「んぅ”!♡〜〜♡っふ..ぁ♡♡」
トントンはどんどん求めるようになっていく。両肩にあった手を片方、ゾムの腰に片方後頭部へと添え引き寄せる。先程までの余裕そうだったゾムは今では、トントンのねちっこいキスで完全に腰が砕かれ、乱されている。目は溶け少し涙膜に薄い膜が作られゆらゆらと瞳がゆれているゾムを見てトントンは征服感で満たされていく。
ゾムを気持ちよくさせる事が出来た。
悦んでくれている。
俺でゾムが乱れてくれてる。
んぁ♡とんと、♡
満たされていき、それに合わせて目が歪み弧を描く。瞳にはもっとゾムを乱したい。もっとゾムを虐めたい。もっとゾムを、とドロドロの執着心が秘められている。それはあの時に一瞬見えた嗜虐的なモノでゾムはそれをみて奥が疼く。それと同時に息が苦しくなっていき、薄い膜が溢れ涙がつぅっと頬を伝う。ゾムはもうやめろと言わんばかりに胸元ら辺の服を弱々しく掴むがトントンは止まってくれない。けど、一瞬眉を寄せ迷う様な様子をみせるとトントンは唇を離してくれた。トントンの顔が離れていく。離れた後2人の間に銀色の糸がひかれた。
ん♡はぁ、っ♡はぁ、♡
ゾムは酸素を必死に吸っており肩で息をしている。あのゾムが息を乱すのは珍しくそうさせたのは自分なんだと思うとゾクゾクする。
そんなゾムはトントンのキステクに堕とされ、腰が砕かれて足に力が入らず崩れないように必死にトントンの服にしがみついている。
tn「ゾム、?大丈夫か、??」
どの口が言ってんねん。こうさせたのお前やろ。
と言いたいところだが言ってなにされるかわからないのでその言葉は飲み込んだ。
zm「…あしに、ちから入らんくなった」
だからはこんで。
舌足らずな口調にトントンは愛らしく感じ、喜んでゾムを運ぶ。勿論お姫様抱っこ。
軽々と己の体を持ち上げるトントンを見てゾムは少ししょんぼりとした様子になった。
zm「俺やってきたえてるはずなんやけどなぁ」
と独り言をこぼす。まぁそんな独り言はトントンに聞こえておらず、トントンはゾムの感触に集中していた。
ゾムさんの太もも触ってしもうたけどめっっっちゃ柔らかい。それに体を支えるために脇に手を通すと「んッ♡」ってエロい声でとったし。なんか今は暗い顔しとるけど少し赤く腫れた唇が妖艶な雰囲気を出していてまた吸いつきたくなってしまう。俺より全体的に体が柔らかいから落ち着かねぇぇぇ
そんな心の叫びは出ないように口一文字にしてポーカーフェイスを保った。そしてそのままゾムの部屋まで送り、仲直り(?)したのであった。
仲直り部分だけでこんな量になるとは予想外でした、、終わり方も適当で申し訳ないっす、🙇♀️🙇♀️やっぱディープとかの描写難しいですね、もっと官能的に生々しく書きたかったんですけど、練習あるのみ!
【3月10日】
コメント
1件