テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ENFPside
そういえば帰った時ただいまでいいのかななんて思った。まぁいいやなんて思ってはいるとESFPの母さんがおかえりと返してくれるからホッとした。ESFP大丈夫かな、なんて思いながらESFPの部屋に向かう。
ガチャ……。
「ESFPただいま」
ESFP「ん、おかえり 」
まだ喋り方はぎこちないが最初と比べると落ち着いたのか少しマシに思えた。
「調子どう?」
ESFP「ん、平気、」
「そう、良かった」
なんか幼いESFPと話してるような感覚だった。
「ESFP何して欲しい?」
ESFP「離れないで、となり、いて」
いつもの明るいあいつはいなくて綺麗な黄土色の瞳には俺しか写ってなくて嬉しかった。俺だけしか写ってない、俺しか頼れない、俺じゃないとだめと訴えてるようなその姿に俺はさらに惹き込まれそうになった。
「わかったよ。俺がいない間何してたの?」
ESFP「えっと、起きてゲームして、本読んだ。」
「そっかそっか。楽しかった?」
ESFP「うん、でも学校行けないとつまらない」
俺はその一言をきいて思わず固まってしまった
まだ他の奴らのことを考えるのか。どうしたら俺だけ見てくれるんだ。
ESFP「ENFP?」
「ん、あぁ、ごめん考え事してただけ」
ESFP「ん、」
ESFPが俺の方に向いてきて抱きしめてきた。
「ん?!どしたの」
ESFP「ENFP、今日頑張ったから、お疲れ様、」
「ありがと。1人心細かった?」
ESFP「……少し」
「そっかそっか、遅くなってごめんね」
俺はそう言ってESFPの事を抱きしめ返した。
ESFP「ん、俺、普段皆の前で明るくしてるけどほんとに皆のために、なってるかな」
「なってるよ大丈夫だよ」
ESFP「俺みんなが笑ってるの好き、でもやっぱ不安になる…」
「大丈夫だよ、大丈夫、」
トラウマを植え付けられたからか普段は絶対わなそうな本音を零してる。普段からこんなこと思ってんだな初めて知った。
ESFP「ENFP俺といて楽しい?、迷惑かけてごめん」
「大丈夫だよ俺ねESFPと親友で良かったって凄い思ってる」
ESFP「ほんと?」
「ほんとだよ」
ESFP「よかった、これからも、親友でいてね」
「……勿論」
親友という言葉に引っかかった。親友で嬉しい自分と親友以上の関係になりたい自分がぶつかってる。……これから時間かけて俺のものにすればいいか。
暫く話してるとESFPがウトウトし始めた。
「眠い?」
ESFP「少しだけ」
「ご飯呼ばれたら起こすから寝ていいよ。」
ESFP「離れないでね」
「うん」
そう言って暫く撫でていると静かな寝息が聞こえた。
コメント
3件
さいっっこう!!!!!!!!!!