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・nksm
・nk…天使
・sm…悪魔
・ちょっと惨い
no side
5000年程前までは、天界と魔界は良くも悪くもない関係だった。
が、悪魔が天使を次々殺していき、それが発端となり天界と魔界は接触禁止となった。
悪魔が天界に入ることも天使が魔界に入ることも。
nk side
nk「スマイル〜!」
天界と魔界の狭間の端、俺は彼の名を呼んだ。
天使特有の美しくて真っ白な羽を小さくたたむ。
彼は読んでいた本を閉じて、そのアメジスト色の瞳をこっちに向けた。
sm「うるせぇ、バレたらどうすんだよ」
彼は、スマイルはそう言い、俺に軽くチョップした。
スマイルは真っ黒でかっこいい羽を生やしている。
そう、スマイルは悪魔だ。
今俺たちは天界と魔界の掟を破っている。
俺たちは毎日のようにここに来てこっそり遊んで、話して…こっそり帰っていた。
nk「いいじゃん別にー」
でも、皆んなから聞く悪魔のイメージとスマイルは全く違う。
皆んなは、「悪魔はずる賢くてすぐに裏切り、天界を汚すもの」って言う。
けど、スマイルは優しくて俺の話も聞いてくれる。
俺の大好きな悪魔だ。
ある日、俺はいつも通り天界と魔界の狭間に向かった。
今日は俺も好きな本を持って来た。
スマイルに読んでみてほしかったから。
でも、いつも先に座って待っていたスマイルはいなかった。
nk「スマイルー、?」
もしかしたら珍しく遅刻してるのかもしれない。
俺は持ってきた本を読みながら待っていた、日が暮れるまでずっと。
スマイルは夜になっても来なかった。
nk「…スマイル、どうしたんだろ…」
俺は付近を少し歩くと、奥の方に光ってる所を見つけた。
赤かった。
直感で思った、燃えていると。
俺は隠れながら近づいて恐る恐る見た。
そこには炎の周りを囲う天使が数人いた。
その中心には、
nk「スマ、イル…?」
十字架の形をした木の板に四肢を括り付けられたスマイルがいた。
そのすぐ下にはどんどん大きくなっていく炎。
sm「…ッ、ぁ”」
スマイルは下唇を血が出る程噛んで、声を出さなかった。
皮膚はただれ、火傷をしていて、焼かれきれてない皮膚からは血も出ていた。
周りの天使は怪訝な目で、見下すようにスマイルを見ていた。
「忌々しい悪魔め」
「お前のせいでNakamuが穢れてしまう」
「これが天使と関わった罰だ」
そんな声が鮮明に聞こえた。
やめろ…やめろやめろやめろやめろ…っ
nk「やめろっ!!!」
俺は飛び出して、天使達に手を掲げた。
最高神様から、力の中で唯一禁止されている封印の天使の力。
気づけば天使達の白い羽と服は赤く染まっていた。
でも、俺が一番赤くなっていたと思う。
俺は天使の力で水を出して炎を消す。
sm「…………な……かむ…、」
そんなか細い声を聞き、俺はすぐにスマイルの拘束を解く。
呼吸は浅く、体も少し冷たかった。
炎の中にいたはずなのに。
nk「…スマイル、死んじゃダメだよ」
nk「俺が…俺が絶対守るから、」
俺はきっと最高神様に罰せられる。
スマイルもそうだろう。
できればスマイルと一緒に堕天使になるとかがいいな……
いや、スマイルと一緒ならなんでもいい。
sm「………ごめ、ん」
そんな声を聞いて、俺はスマイルを抱きしめる手に力を入れた。