エセ関西弁です!
苦手な方は🔙
[ci視点]
2時間目、3時間目、4時間目と終わり、ついに昼休み。周りのみんなは購買にパンを買いに行ったり食堂は食べに行く。
mob1「なぁ〜ciのも一緒に食べようや〜!」
ci「すまん!今日も無理やわ!」
mob2「なんでや〜毎回断れるやん!」
ci「すまんな〜!」
俺は毎回誘われて断って1人で弁当を食べる。もちろん教室だと目立つので屋上に行く。
えーと、屋上の鍵、鍵、あった!よっしゃ行くかぁー!
syp「なぁ」
ci「ひゃい!」
急にsypに話しかけられたのでびっくりして声が裏返ってしまった。
ci「な、なんでしょうか」
syp「なんで敬語やねん…まぁええか。」
syp「それより、その鍵、屋上のやつやろ?」
ci「え、なんで知って」
彼のポケットから出てきたのは同じ鍵。だが、彼の鍵の方が明らかに古そうだった。
syp「俺も持ってるねん。やけど3ヶ月前くらいに古すぎるんか、使いすぎたんか開かんくなったんよ」
3ヶ月前、それは俺が屋上の鍵を先生から貰う前だ。掃除とか、草むしりとか、先生の手伝いの代わりに貰った、借りたんよな。じゃぁタイミング悪くすれ違ったんやな。
ci「…で、おれはどうしたら」
syp「連れてってくれん?」
連れてってつまり、それは…一緒にお昼!?(違う)な、なんや~、あいつも1人は嫌なんやな!(全く違う)
ci「はい!開けたで!」
syp「ん。」
ci「…その、sypはお昼なに食べるん?」
syp「え?あ〜。…持参のパン」
ci「ふ、ふぅーん?」
ci「…あー、えと」
会話が続かん!どうすりゃええのや!クッ神様俺を助けくれ〜!!
syp「……なぁ、なんでいつもここで飯食うん?」
ci「え?いや、好きやから。ここが」
syp「…なぁ。お前って口硬い?」
ci「え?、まぁ。嘘とかは得意やし、喋るな言われたら喋らんよ?」
syp「ふーん。」
彼は俺に探りを入れるように質問をする。そして目が変わる。それは獲物を見つけた獣のそれであった。
ci「っ!?ゾクッ」
syp「なぁ。おれ、」
…は?吸血鬼?何言っとんのやこいつ。ま、まず本当に吸血鬼やとしても太陽の下に居られ、んし……。いやいや!タオルを被っとったのは普通に暑いからかもしれんやん!……マジ、なんか?
syp「…なんてな。」
ci「へ?」
syp「こんなんで騙されるん?w」
ci「おまっ!」
一瞬でも信じた俺が恥ずかしくなった。だが、それでもやはり心の底にほんとに吸血鬼かもと、信じてみようかと言う感情があった。
ci「…なぁ。ホンマに吸血鬼なんやったら、血ぃ吸ってみるか??俺のやけど、」
syp「……はぁ!?な、何言っとんねん!」
ci「俺やってわからんわ!!!けど、けどなんかお前、ホンマに言っとる目ぇしとったから。」
ほぼ初めての会話。なんでこんなことになったのかなんてどうでもいい。俺はやっと話せた彼を逃がさまいと彼に寄る。
ci「な、なぁ。俺な一時間目に寝てた時お前の夢見たんよ。 」
syp「は?」
ci「お前が、血ぃ吸わせろって、俺は吸血鬼やって言っとんたんよ」
syp「いや、それがマジだとはわからんやん…(笑)」
ci「でも!!でも、吸血鬼やって、 お前も言ったやん」
なんや、冷や汗かいとるんか??sypでも焦ることはあるんやね。なぁ。ホンマに吸血鬼なんやろ??
ci「ほらッ!吸ってええよ…?? 」
俺は何をしているのだろう。シャツの第一ボタンを開けて首肩を見せる。彼にまたがるように座って動けないようにする。
syp「ッ〜! 」
syp「……どうなっても知らんからなッ」
ツーっと血が首から垂れる。
…噛ま、れた??痛くない。吸われるのがわかる。夢で見た俺はこんな感覚なんやったんや。頭がぼーっとする。気持ち、いい。
syp「…ペロッ」
ci「ひぁっ!?」
syp「お前の血美味いわ。」
ci「あ、あーそう。……ッ、///」
顔が真っ赤になる。大好きな、大好きな彼に噛まれて舐められて。なんだかイケナイことをしているみたいだ。
syp「…お前俺が吸血鬼やってバラしたら、」
ci「…ゴクッ」
syp「カラカラになるまで血ぃ吸って殺すからな?」
ci「……ひゃい」
冷静になりながらも、今までの自分の行動を思い返して恥ずかしくなる。さらにsypに脅され、その目は本気の目だった。
……怖い。無理無理無理っ!!え?俺の好きな人吸血鬼やったの?え?脅さ、れてる?俺、死ぬ???????ඉ_ඉ
syp「はぁ。ま、そこまでせんけど、言うなよ?絶対 」
ci「はい。。」
俺、これから、ドウナッチャウノーー(棒)
と言ってもそれ以来彼と話すことはなくなった。俺はタイミングがあれば話したいが、あんなことがあった手前、話しかける勇気がない。
mob1「ーー!なぁ、ci聞いとる??」
ci「うぇ?あー、い、いいと思うヨ!」
mob1「聞いてないやんw」
……なんだか最近ぼーっとするの増えたな。sypは、……変わらず寝とるわ笑……はぁ。暇やな~。
syp「……。」
コメント
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続き楽しみやぁo(^o^)o
この作品めためた好きです..! 続き待ってます!