何もかもが反転してしまった世界で、
私は、貴方の隣りにいられるのでしょうか。
ずぅっとずっと好きでした。
授業の終わりのチャイムが学校中になり響き、
私の心情は絶望の色へと変わる。
わざわざ罵られに毎日部活に行っているのと
変わりないのだから。
「お、来たぞー裏切り者が。」
「ほんと、何しに来てるんだろうねー」
___やめて。
「さっさと居なくなればいいのに。」
___やめて、やめて。
「私ぃ、怖いですっ !! 」
___やめて、やめて、やめて。
「部長頼みで休部にさせようかなー」
「及川にしてはいい考えじゃないか」
___やめて、そんなこと、言わないでよ。
ガッシャーン !!
「きゃあぁぁ !! 」
「ぇ、怪我はない、?」
突然自分で近くにあったガラスを割って、
自分で悲鳴を上げて、私のせいにした。
自作自演がお上手ね。
「どうしたの !? 」
「なんかぁ、先輩がぁ」グスングスッ
どうしてそんな事言うの、
何もしてないのに。
「流石にないよ。玲奈。」
そして、なんで騙されちゃうの。
今まで培ってきた信頼の結晶は
こんな簡単に壊れちゃうの?
みんなから浴びせられる罵声に対し、
何も感じないかのようにスポドリを作りに行く。
でも、これもあと1ヶ月の辛抱。
嫌でも30日後。
私は死ぬから。
「貴方はもう、長くありません。」
「回復の余地を試みたのですが、これっぽっちも、」
「そうですか。」
嫌じゃなかった。悔しくなかった。
逆だった。
嬉しかったわけじゃないけど、
解放されるって感覚がしてならなかった。
もう嫌な思いしなくっていいんだって。
コメント
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また見れて嬉し😆