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れもんてぃ🍋
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絶頂の余韻と、激しい運動による心地よい疲労感が二人の身体を包み込む。童磨はしのぶを抱き上げたまま、フラフラと寝室へ向かい、大きなベッドへと倒れ込んだ。しかし、彼は最後まで彼女を離そうとはしなかった。結合したままの熱を失うのが惜しいと言わんばかりに、しのぶを自分の上に乗せたまま、厚手の毛布をバサリと被る。
「……童磨さん、いい加減に離してください。重いですし、何より……その、不潔ですよ」
しのぶは力なく彼の胸を叩いたが、童磨は満足げな溜息をつき、彼女の細い腰をぎゅっと抱きしめた。
「いいじゃないか、今日はこのまま寝ようよ。しのぶちゃんの体温を、一晩中こうして感じていたいんだ」
「正気ですか……? 朝起きたら、身体が痛くて動けなくなりますよ」
「それなら、僕が一日中しのぶちゃんをお姫様抱っこしてあげれば解決だね」
童磨の突飛な理屈に、しのぶはもう反論する気力すら湧かなかった。彼の胸元に顔を埋めると、規則正しい鼓動と、先ほどまで酸素を奪い合っていた熱い呼吸が伝わってくる。繋がった場所からは、じんわりと脈打つような余韻が絶え間なく流れ込んできて、それが酷く心地よい。
窓の外では夜風が静かに吹き抜け、シェアハウスの静寂が二人を包み込む。
「……おやすみなさい、馬鹿な童磨さん」
「おやすみ、僕の可愛いしのぶちゃん」
しのぶの意識は、彼の腕の中で急速に遠のいていく。
翌朝、目が覚めた瞬間に腰の違和感とあまりの密着ぶりにしのぶが顔を真っ赤にして彼を蹴飛ばすことになるのだが、今はただ、溶け合うような微睡みの中で、二人は深い眠りへと落ちていった。