テラーノベル
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dzr社二次創作
※注意:
1、年齢操作やキャラ崩壊等ございます。
2、不快、残酷に思われる描写があります。
苦手な方はブラウザバック推奨です。
3、ご本人様には関係ありません。
4、異世界です。
5、パクリ、アンチはおやめください。
6、本作品自体もパクリではございません。
太陽の暖かい名残も、
だんだんと深まる空の色のように
消えてゆく。
大広間には弦を震わす音が響き渡る。
ゆったりと鳴り響く音の波に乗るように、
あちこちでグラスを合わせる音がする。
大広間の中央で色が舞い始め、
二つの月が浮かび上がる宵。
(、、あまりパーティーは好きではないな。)
顔に出さないよう気をつけながら、
心の中で文字を紡ぐ。
一口、グラスに入ったアップルタイザーを飲む。
今日は50年に一度、平民と貴族が唯一、
身分を気にせずに交わり関わる希少な日。
と言っても、大抵の平民は貧しくて正装が出来ず、
貴族側も平民と交わるのを基本嫌う。
よくあるのかはわからないが、
恋愛小説のような展開を求め
出会に期待する者がたまにいるくらいだ。
俺は恋愛どころか周りの人間、
ましてやほとんどのことにあまり興味はない。
せいぜい興味があるとすれば、
趣味の読書や勉強、そして新しいこと。
、、、直接的に言うと、
この16才の身で初めて経験するこのパーティーには、
多少興味はあるのだ。
(けれど、やはりパーティーは好きではない。)
(早く終わらないかな、、)
パッパララーパパパラー
突然トランペットの音が響き渡った。
(え、何?何か始まった?)
「*会場にお集まりの皆様、お待たせいたしました!これより、第5回交流会、披露会を始めさせていただきます!*」
音魔法を通して聞こえる声に、
会場が静かになってゆく。
「*では、まず最初のお披露目といきましょう、こちらは、かの偉大な炎の魔法使いの血筋、マデア家の一人息子!成績優秀、ここ数百年の中でも最高と呼ばれる実力の持ち主!その金髪に、燃えるような赤き綺麗な双眼は、まさにマデア家である事の証明!ではご挨拶をお願いします、ドズル・マデア様!*」
「はい、皆様、初めまして。マデア家の一人息子、ドズル・マデアと申します。今日この宵、身分関係なく交流することができるこの50年に一度の交流会が、無事開かれましたこと、大変嬉しく思います。」
”国のさまざまな逸材とされる者たちや、
我こそはと自分に自信のある方が、
それぞれの特技;主に魔法を披露する披露会を
交流会では執り行う
これにより、類稀なる才能の持ち主を見つけ、
国がますます繁栄できるであろう”
、、確か過去に読んだ文献にはそう書いてあった。
要は、もしかしたら稀なものが見えるかもしれない、
そんな確実性のない自慢大会。
(外にでも出てようかな。)
静かに気配を消してベランダの方へ歩く。
確か、さっきの『ドズル・マデア』は貴族や王族の中では有名な話。
僅か14歳でプロミネンスフレアと言う技を完成させたらしい。
そして現在は18歳。
(俺の、2歳年上。)
ベランダについて、人から離れたから。
心の声も、溶けるように素に戻る。
パーティが好きではない理由その1。
礼儀作法に気をつけないといけないから、
心の声でさえ気を張る。
(本当、あんなに文字列が浮かぶようなところ、)
(全く好きなんかじゃない。)
文字列の説明:俺にはこの世の情報が、
文字列のようにしか感じられない。
まあ簡単な話、この世に存在するものは大体が、
言語化して表すことができる。
今こうやって話している(?)というのだろうか、
心の中の独り言も全て、
俺の感覚そのもの。
よく言葉で表さず感じろと言われる
魔力の扱い方なんかは、
感じ取ったことを無自覚に言語化している俺にとって、
ただ感覚をそのまま読み込んで扱えばいいだけ。
なんてことない。
ただそれだけだ。
『わぁ〜!すごいね!』
『将来が楽しみだ。』
『すぐ出来るんだ』
『すごいじゃないか!』
『きっと大物になる、、!』
『本が好きなんだね』
『ねぇ、これ見て!』
「うん、見たよ。」
『あ、え、凄いよね!』
「、、?うん。」
、、、
『やっぱりすごいわねぇ』
『クールにテキパキこなす、、』
『かっこいいー!!』
そんな言葉が続くといつしか。
『、、、ねぇ、面白い、よね?』
『クールというよりも、、あぁ、気にしないで!』
誤魔化さなくても良いのに。
周りの人たちは、だんだんそのことに気がついた。
あれはいつだっけ。
『あの子、なんでもすぐ出来て、本好きなんですって!』
『勤勉よねぇ、、、』
『ほら、笑って!、、、緊張してるのかな?』
『本が好きなの?、、』
『なんというか、クールだね。』
『ね、ねぇ、かっこいい、よ、、!』
それがやっとなくなって。
『あの子、クールというよりも無愛想よね。』
『周りの子、必死に話しかけているのに。』
『反応が薄っぺらい。』
『笑ったところも見たとこない。』
『もうちょっと愛想が良ければ、、』
『話すのが苦手なのかしら?』
『君、人見知り?』
『愛想もなくて、つまらない子。』
『確かになんでも出来るけど、逆に不気味ね。』
『ズルしてるんじゃないか?』
『あの子気味悪い、、』
『怖いわぁ、、』
『あぁゆう人が将来、ダメになるのよ。』
『いいか?あんな人にならないように気をつけろよ。』
あー、やっと気がついたんですか?
そう思った。
別になんと言われようがどうだっていい。
勝手な言葉、勝手な文章。
人が喋っていることが、
ただの薄っぺらい文章を読んでいるようにしか思えない。
吹き出しの上に言葉がただ浮かんでいるような。
所詮、あんなのただの文字だ。
世の中の情報はほぼ全てが言語化できる。
言語化できるからこそ、冷静になる。
その感覚は全部に広がる。
あるもの全て。
五感も。
感情も。
周りの人間も。
自分自身も、だ。
ライラ🔮🌸🌙
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#おらふくん
ばななそーだ🍌🍹
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コメント
1件
第2話、めっちゃ好きな雰囲気だわ…。主人公が「この世の情報全部が文字列にしか見えない」って感覚、めっちゃ刺さる。五感も感情も自分も全部言語化できるからこそ冷めてる感じ、すごく丁寧に描かれてる。過去の周りとの温度差がフラッシュバックするところ、胸がギュッてなった。ドズルって人の描写も気になるし、この先どうなるのかマジで楽しみ🔥