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ドズル社能力者パロ
本人様には一切関係ありません
ここは少し変わった街で一定の人々が特殊な力を持っている。国籍は様々で特殊な力をもつ人々を世界中から集めた日本にできた小さな小さな国。特殊な力を持つものを能力者と言う。
僕にも少しだけ変わった力がある。溶けない氷なんてこの世に存在しないが、僕はその溶けない氷を生成することが出来る。
けれど良いことばかりでは無い。
時に能力者は尊敬の瞳を向けられ、嫉妬の対象となる。小さないざこざはやがて大きな事件になる。
僕らはそんな事件を解決するがために日々動いてる。事件を美談とするためより安全により迅速に動くのが僕たちの役目。危険を伴うこの仕事は当然嫌なことばかりだ。怪我をするだとかそういう類のものもあるが、この事件を納得出来ずに僕たちに対して不満や批判を募られるのも日常だ。
でも、どんなに嫌でもどんなに苦しくても僕はここを離れられずに居る。
それはきっと、仲間がみんな優しい人々だからなのだろう。僕はこのグループが無くなるその時まではここに居たいと強く思っている。
「みなさん、おかえりなさい」
仕事終わりに拠点に帰ればねこおじが出迎えてくれる。ねこおじは戦闘員でこそないが裏からみんなをサポートしてくれる良きオペレーターだ。
僕たちが今日も怪我なく帰って来れるのはねこおじの完璧なアシストあってこそだ。ほんとに感謝している。
「いや〜今日の仕事も大変だったね」
このグループを立ち上げた張本人。ドズルさんがそう言うと何も言わずともみんな席に着く。僕たちはいつも仕事終わりは今日の報告をする。今日の敵はどんな能力者だったか、力はどのくらいかとか、近隣の被害や自分達の安否確認など、話すことは様々。
「今日は一段と敵が多かったですね」
次に口を開いたのはおんりーだった。グループ最年少にしてグループ最強の男。一概に最強と言ってもそれを自慢することなくいつも謙虚な可愛らしい男の子。ちなみにこれは後の話だけど、僕の師匠でもある。
「最近、この辺の被害が多いっすね」
おおはらMenは周りをよく見るしっかり者で年上に見られがちだがめちゃくちゃ若い。しかも聞き上手なだけあってMenと話す時はいつも楽しくなって余計なことまで話してしまう。
「そろそろ休みが欲しいな〜」
そして最後にグループ最年長のぼんじゅうるさん。だらけてサボっているように見えて誰よりもメンバーの怪我や異変に敏感だ。なにより能力の腕前も凄い。おんりーの師匠だから実質僕の師匠でもある。いや、それは違うか。
本当にみんな良い人で優しくて大好きだ。
けれど_
いつかみんな居なくなってしまう。
この時間は永遠では無い。
いつかこのグループは解散する。
そう、僕は確信を持って言える。
だって僕は、
僕たちは互いに
秘密を打ち明けていないのだから。
「僕には君だけが居ればいい」
そう、僕は1人じゃない。
仮にこの場所が無くなっても
僕には君が居るから_。
最初はこの話から投稿しよう思てたからめっちゃ説明くさい…
書き直す労力は無かったんです…