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前回の続きです。
…………………………
br視点
“なんで…?どうして……”
“やだ、、死にたくない”
“…たす、けて……ぶるーく”
br「っ!!」バッ
ベットから飛び起き、なんとか息を整える
……最近は、スマイルがそう僕に助けを求めながら死んでゆく夢ばかり見るようになった
現実でも助けられなかったくせに、夢でも助けられないなんて…どこまで僕は無能なんだろう
そんなことを考えながら、スマイルからもらったペンダントを片手に強く握りしめる
まだ、僕があの女に騙される前
スマイルが僕の誕生日に照れくさそうにしながらも渡してくれたものだ
戦闘要員だしと、壊さないようにとずっと大切に飾っていた
このペンダントが、スマイルが存在していた証拠
スマイルが、僕を愛してくれていた何よりの証拠だ
それなのに、、なのに…………
br「ぁ”、う”ぅ……スマイル…すまいるぅ……」
目からはポタポタと無数の涙がこぼれ落ち、僕はまた膝を抱え一人涙を流した
僕が悲しいとき、スマイルは必ずそばにいてくれて不器用ながらも頭を撫でてくれた
けど僕は、スマイルが悲しいとき……そんなふうに出来なかった
それどころか、更にスマイルの事を傷つけて…
全部、自業自得だ
もう一生、スマイルは僕の頭を優しく撫でることなんてしてくれない
それにもう一生、僕もスマイルに触れることはできないんだ
そう考え始めるとまた目から止めどなく涙が溢れてきて、僕は何度目かもわからない眠りに身を任せた