昼休み
渉はトイレに向かっていた
渉:…
夏帆:猪俣く〜ん!
渉:…
夏帆:(え〜…?)
返事をしない渉にひたすら困惑する夏帆
高嗣:夏帆ちゃ〜ん
夏帆:またあんたか…しつこいな…
高嗣:え〜?何でそんなに冷たいのさ〜
高嗣:俺は仲良くしたいのに〜
夏帆:結構です
高嗣:そう言わずにさ〜、頼むよ〜
夏帆:嫌と言ったら嫌なの。もう来ないで
そう言って夏帆は去っていった
高嗣:チッ…俺は本気だってのに…
渉:…
放課後
渉が帰る準備をしていると
高嗣:おい
渉:…
高嗣:おい!
渉:何だよ…うっせぇな…。あと、おいじゃなくてちゃんと名前あるからそれで呼べ
高嗣:どうでも良いだろうが…
高嗣:ちょっと来い
渉:はいはい…
夏帆:…?
高嗣:なぁ、話すなって言ったよな
渉:はぁ?向こうから話しかけて来たんだし。勘違いしないでもらえる?
高嗣:黙れ!口答えすんな!
高嗣:さっさと嫌われろよ!お前がいるせいで夏帆ちゃんにまともに話しかけても無視されるんだよ!
渉:知らねぇよ。お前の性格に問題あんだろ
高嗣:俺の性格?笑 何を馬鹿な事言ってんのお前?
渉:分かんねぇならはっきり言う
渉:お前のその「夏帆ちゃ〜ん」って言うの
高嗣:あ?
渉:はっきり言ってキモすぎだから
高嗣:はぁ…?
渉:そんな感じの事するからお前吉谷にまともに相手にされないんだよ。分かるか?
高嗣:分かるわけないだろ
渉:ハァ〜…
渉:自覚ないようじゃ無理か、自覚はね持っておかないと
高嗣:お前…!調子乗ってんじゃねぇぞ!
高嗣は激昂して渉の胸ぐらを掴む
??:調子乗ってるのはどっちよ!!
渉:え?
高嗣:…!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!