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<伊波視点>

とりあえず、昨日の道をもう一度通っていたところ、

パン屋のおじさん「今日も強盗か?もう騙されないぞ!ほら、金を出せ!」

はたから見たら、若い女の子が強盗の疑いで手を掴まれている図だ。

しかし、アラジンのストーリーを知ってる人から見ればそれはとても大事なシーンだとわかる。

(うわぁもう修羅場じゃん。しかも俺が助けに行くシーンだよな)

「よし!いっちょヒーローらしく助けますか!」

伊波はジャスミンとパン屋のおじさんの方へ近寄る。そして、ジャスミンを掴んでいるパン屋のおじさんの手を叩いて言った

「おじさんそんくらいにしてって、ね」

できる限りの笑顔で、できる限りヒーローっぽくした。

おじさんは突然部外者が来たことに驚き唖然としていた。その時間を使って

「君、お金ないの?」

ジャスミン「え、ええ」

(本家ではここでジャスミン母の形見、腕飾りを代金代わりにする。その後に実は渡してませんでしたーってやつなんだけど…)

(この世界の俺はおそらくアラジンの身体能力や強盗の力が自然と使えるから、試してみるか)

「一瞬その腕飾り貸して」

ジャスミン「え、あ、ちょっと!!」

(ごめん、ここではしょうがないんだ。)

「おじさん?この腕飾りと引き換えでどうよ」

おじさんは目を輝かせた。これでいいようだ。

渡すとおじさんは左ポケットに突っ込んだ。

(これなら取れる)そう思ったが、

パン屋のおじさん「今回は許してやるよ。さ帰った帰った。」

後ろを振り向く瞬間に伊波はポケットに手を入れようとしたが、パン屋のおじさんが一歩前に出てしまって、伊波の手は行き場をなくした。

(やばい、やばい、これ取り戻さなきゃストーリーが終わる!どうしよう、何かもう一度おじさんの気をこっちに引くためには)

オトモ「グイグイ(伊波の手にりんごを押し付ける)」

(神かよオトモ!これでもう一回)

「おじさーん!りんごもあげる!」

おじさんが振り向いて近寄ってきた。そしてりんごを受け取る瞬間、左ポケットに隙ができた。

(今だ!!)

無事、腕飾りを取り返すことができた。

「じゃーねおじさんばいばい!」

そう告げてお店と反対の方向へ歩き出す。

なぜなら、パン屋のおじさんが腕飾りがないのに気がつくのは時間の問題だからだ。

「君、こっちきて」

ジャスミンの手を引いて歩き出す。


<ジャスミン視点>

異国の服を着た男が私の前に立っている。

伊波「君、お金ないの?」

「え、ええ」

(色々頭の処理が追いつかないわ。味方か敵かわからない人が、なんでこんな…)

伊波「一瞬その腕飾りかして」

そう言って異国の男は私から腕飾りを奪い取った。私の母の形見のものを。慣れた強盗のような手つきで。

「え、あ、ちょっと!!」

止めようとしたが思いとどまった。もしかしたら、たすけてくれているのかも。

パン屋のおじさん「こn、、、かえっ、、、」

伊波「おじ、、、、このりん、、、、」

「君、こっちきて」

そう言われると、腕をぐいっと引かれていた。

アラジンの世界に

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