テラーノベル
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スマートフォンが通知を告げる。…田角社長?
何か呼び出されるようなことでもしたか?いや、最近それなりに配信もしてるしなぁ…?
電車に揺られ、何も考えずにSNSを開く。
「………は…?」
トレンドには『剣持を許すな』、『犯罪者予備軍から犯罪者へ。』、『ロリコンを罰せよ』…?
僕が何をしたというのか?調べようとしたとき、アナウンスが事務所の最寄り駅に着いたことを放送した。
嫌な予感を感じつつも、事務所に重い足取りで向かう。
〜社長室〜
剣「失礼します…。…、みな、さん?」
そこには凍てつくような視線を向けるみんながいた。
誰も返事をしない。……怖い。
社長がゆっくりと口を開く。
田「……率直に聞こう。これは君かな?…剣持”さん”」
向けられた画面に映るのは、幼い少女に暴行を加える、
“剣持刀也”だった。
剣「……ぇ…?なに、これ…?」
「とぼけるな!!!!!」
怒鳴り声の主は社築、その人だった。
社「これは本物だ!生成されたものでもなんでもない、正真正銘の暴行を撮影した動画なんだよ!!!!!!」
剣「ぃや、ちが…」
加「もういいですよ。剣持さん。社さんが言っている時点であなたのクロは決定しているんです。我々は、貴方の最後の人間性に賭けたかっただけです。」
剣「まって…」
月「剣持さん。」
剣「委員長…?」
月「残念です。」
絶望。それ以外の単語が頭から消え失せた。
田「剣持さん。貴方は契約解除、及び通報させて頂きました。」
剣「…!?まって、くださ、ほんとに、僕、なんにもっ、知らなくて」
天「もう黙りなよ。剣持さん。貴方みたいなのに好かれてたってだけで怖い。」
剣「ぁまみゃ……」
サイレンが近づいてくる。抵抗なんてしても無駄だろう。
……こんなにも簡単に信用とは崩れるのか。
そんなことを考えながら僕は警察に連れて行かれた。
警「やったんだな?」
剣「………はぃ。」
警「被害者はどこにいるんだ?」
剣「………覚えていません。」
警「ふざけるなよ!!!!被害者の方々もまだ見つからないんだ!!お前のせいなんだぞ!!」
剣「…………はぃ、ごめんなさい。…」
………もう抵抗するのもめんどうだな。
裁判長「被告には懲役〇年の〜…」
剣(もうどうでもいいな。こんなの、聞くだけムダだ。)
ある日家族が面会に来た。僕はあえて突き放すように、僕がやりました、と話した。にじさんじの人達も同じだ。
何人も僕を殴ろうとして、止められて、帰っていく。
僕は、極悪非道といった認識になっていた。刑務所の中では執拗ないじめを受けた。幼稚なものから、心に来るもの、体に関係するものまで。抵抗したものの、腹を殴られ、力なく横たわっているところに追い打ちをかけるように暴力を振るってくる。
剣(…全身が痛い…。)
もう、誰も面会になんて来なくなった。それを良いことに僕への行動はエスカレートしていく。痣だらけ傷だらけ、身体からは常に鉄の匂いが漂う。
もう数えられないほど殴られて、吐いて、泣いて、罵られた。
…いつの日かの、くだらないことで笑いながら配信したり、収録をすることはきっともう二度と
叶わない。
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ねこねこにゃんこ
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コメント
1件
うわあああ~っ、これ重すぎて読んでて胸がギューってなったよ😭💔 特にみんなが次々に剣持さんを信じないシーン、もう読んでるこっちまで息できなくなった…「残念です」の委員長の一言、マジでグサッときたよ…。 それでも最後まで自分を責めるしかなかった剣持さん、ほんとに報われなさすぎるよ…😢 あゆさんの筆が上手すぎて、無実の人がどう壊れていくのかリアルに伝わってきて辛かった…。続きめっちゃ気になる!!