燃え尽き症候群になったルアーナは寝込んでいた。携帯が鳴ったので開くとエレンから「もうすぐ2004年終わるよどうするの?」とメールが来ていた。
「これから考える。」とだけ返信してベッドに潜った。
今まで行ったことを悔やみ涙を流した。しばらくしてワンセグで大好きなコント番組を見た。
「ルアーナちゃんと食べてる?」母親から電話がかかってきた。
「何とかね仕事はまだ探してないよ。」
「それなら畑手伝ってご近所さんも心配してるから。」少し考え込んだが「明日帰省するよ。」と答えて切った。翌朝荷造りをして汽車に乗った。
地元のオレタン洲はかなり遠いので汽車は必需交通手段だ。
手作りの朝食弁当を頬張りながら景色を眺めた。到着し駅を出ると姉のエレーナが待っていた。
「お帰り高飛車ルアーナ。」
「姉さん読んだんだ週刊誌。」
ムスッとした顔で言った。
「お母さん悲しんでたんだよ。」
「そう謝らないとね。」
畑に着くと両親が汗を流して作業していた。
「おかあさーん。おとうさーん。」
「ルアーナとうもろこし取れたからそっちに運んで。」母親が指を指す方へ向かいとうもろこしを運んだ。
「反省して手伝いなさい。」エレーナは厳しい声で戒めた。
「重い…。」
「ルアーナちゃんやっと帰って来てくれたんだね。」叔母は嬉し涙を浮かべた。
「やる事ないし別に良いよ。」
「もうツンデレなんだから。」父親が高笑いした。
「ルアーナ此方で農家やれば良いのに。」
「うーんやっぱりまたモデルやりたいんだけどやる気が出なくて。」両親は困った表情をした。
「焦らなくてもいいのよ。」叔母が優しい声で慰めた。
「ありがとうソフィー叔母さん。」ルアーナは何だか元気が出た。
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