テラーノベル
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アメリカ: Hey!ロシア!
ロシア: なんだ?
アメリカ: 最近あってないだろ?だから元気にしてるか気になってさ
ロシア: 嘘つけ。どうせ俺がアイツの後継だろ?
アメリカ: なわけねぇだろ
ロシア: 言っておくが俺はもうアイツじゃねぇ
アメリカ: それくらい知ってっけど?
ロシア: そうか
ロシア: (違う。俺はアイツじゃねぇ…違うんだ…..)
ロシア
俺は家で電気もつけず、床に座りこんだ。冷たい床で思考だけがハッキリしていく。
いつからだろう、こんな気持ちになったのは。もう随分前の話だ、忘れろ。そう自分に言い聞かせることしか出来ない。『自分がアイツだったら』なんて、思っていない。思っていいはずがない。くそっ、むしゃくしやする。酒に逃げる自分なんて嫌いだ。だが、もう酒にしか頼れない。俺はウォッカをストレートで一気に飲む。酒で焼け切った喉にゴクリゴクリと酒が入ってくる感覚とほどよい酔いが心地いい。それほど酒に強くないのが唯一の救いだった。
ロシア: クソッ、全部、全部、全部、全部、アイツのせいだ。
八つ当たりしかできない自分を肴にまた飲む。そしてまた酒に溺れるしかない自分を嗤い、また飲む。悪循環だったが今はそれでいい。今はまだ光にいたくない。
真っ暗闇で生きていたかった。
アメリカ
俺は路地裏に入り、壁に背を預ける。
いつからだろうな、こんな惨めになったのは。世界のヒーロー様がこのザマじゃ務まんねぇよな。俺はロシアにアイツの面影を重ねている。それは事実だ。『ロシアがアイツだったら』なんて考えていない。考えてはいけない。ははっ、笑えねぇな。
アメリカ: アイツだけだったな。俺のこと支えてくれたのは
世界のヒーロー様だって全員の希望、憧れ、正義、全て完璧に背負いきれるわけねぇ。あんときは色々と限界だったんだ。そうして俺はアイツと関係を持った。アイツにだけは何もかも本音で話せた。ロシアも覚えてっかな。ロシアは覚えてるんだろう。だから、俺と距離を取る。どう足掻いてもアイツには成れないから。もう、疲れたな。他人にも自分にも嘘をつき、騙し騙し生きてくなんて。どうすれば後悔しないように生きれるんだろう。
まるで迷路に迷い込んだようだった。
あんだーわいん
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@🍋☕さんだよ~
2,666
春夏秋冬 雨葉
コメント
1件
あらためて読み直したけど、このプロローグめっちゃ好みだわ…!国同士の関係性に“アイツ”っていう共通の存在が重なってて、アメリカとロシアの抱える後悔とか未練がすごく生々しい。ウォッカ飲みながらの独白とか「アイツのせいだ」って八つ当たりするとことか、完璧じゃないヒーロー像にぐっときた。続きがめちゃくちゃ気になる!