あの後、色々話を聞いた。
幽霊だと思ったら後輩だったこと。
名前教えられなくてムカついたこと。
謎にホソガの個人情報めっちゃ知ってたこと。
シュガの事をシュガー って馬鹿にしたこと。
自分は午後から鬼講師の講習があるのに、
其奴は午前だけで帰ったこと。
そして、
結局名前聞けずに帰られたこと。
はぁ . . .
[ くだらねぇ . . . ]
「 くだらないだと?!?! 」
「 俺にとっては大問題なんだよ っ !!!! 」
『 落ち着けホバ。 』
「 はい . . . 」
シュガー に言われると大人しくなるホソガ。
あからさまにシュンとしている。
[ で、其奴を特定しにきたと、]
『 そう。』
『 1年で、中性的な顔。 』
[ う ~ ん . . . そんな奴居たっけ . . ]
考えること3分
あ、
1人思い当たる奴がいる。
ちびで、糸目で、中性的な顔。
[ パク・ジミンだ。]
「 ぱくじみん . . . ??? 」
『 ん。サンキュ。』
そう言って何処かへ歩いて行くシュガ。
「 ちょ、ヒョンどこ行くんですか、?! 」
『 放送室行って呼び出す。』
無理に決まってんだろこの砂糖ジジイ . . .
『 誰が砂糖ジジイだ糞ガキ。』
[ げ、聞こえてました? ]
『 あぁ、ガッツリ。 』
[ . . . まぁ、其れは置いといて。]
[ 放送室なんて入れないと思いますよ? ]
『 いや、俺なら入れる。』
何処からその自信が湧いてくるんだよ。
「 ま、まぁ、2人とも落ち着いて . . . 」
明らかにあたふたしているホソガ。
. . . 不感にも可愛いと思ってしまう。
[ とりあえずジミナ呼び出して来ましょうか? ]
「 ちょ、ジュナ何言ってるの、?! 」
『 あ、よろしく。 』
「 ヒョンまで ~ . . ジュナ !! 行かなくていい !! 」
『 ヤー 、 行かせろよ ~ 。 』
[ 仲、良さそうですね。]
こんな言い方したら
ただの嫌味にしか聞こえないと思いながらも
少し強めの口調でそう言ったら、
「 んふ ~ でしょ ~ ? 僕とヒョンは仲良しなの ~ ✨ 」
なんて目を輝かせながら言われた。
[ . . . . ]
若干殺意が湧いた。
『 目が死んでんぞお前。』
[ あ、すんません。 ]
まるで生地獄だな此処 . . .
俺は1秒でも早く此処から離れたかったから、
[ ジミナ、1 - C に居ます。 ]
とだけ言って帰った。