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若井side
大丈夫かな、匂いしてないかな
自分では気付けないのが腹立たしい
m「わ〜かいっ」
h「ッッ!」
急に話しかけられて体を跳ねさせてしまった
m「ごめん、驚かせた?」
h「…いや、大丈夫、」
…聞かれてただろうか
気づかれてしまっただろうか
バレたかな…過呼吸とか…
そう思ったことを隠しつつ問いかける
h「どうしたの、」
m「こっちのセリフね笑」
m「どうしたよこんな所に座り込んじゃって、」
h「…ちょっと、立ちくらみ」
m「あらっ、無理しないでよ〜?」
大丈夫、気づかれてない、普通だ
h「飲み物、買いに来たの?」
そう言いながら立って元貴の横に立つ
m「うん、自分のと涼ちゃんのね 」
h「そう、」
m「…ねぇ若井」
m「これ終わったあと若井ん家行ってい?」
…
すっっっっっっごい都合悪い
多分今薬が俺の部屋のテーブルの上に散乱してるかもしれない
朝、時間が無く薬を急いで飲んだ
それで散乱してしまったのが記憶にあるからだ
元貴にケーキがバレてないとしたらOD疑われるんじゃね?
でも…
h「…いいよ?」
来て欲しい…、都合は悪いけど、久々に一緒に飲みたい…
m「やった笑」
m「もうすぐ収録終わるし、終わったら直行な!」
h「酒は?」
m「え〜お前すぐ酔うもん〜、」
うん、隠しきらなきゃね
部屋に入れなきゃいい、それだけ
m「おじゃましま〜♪」
h「いらっしゃ〜」
h「風呂入れてくる、入るでしょ?」
m「一緒に入るでしょ?」
h「えっ、」
耳から頬にかけて熱が渡り、目尻がやんわりと潤んだ気がした
m「なぁに今更顔赤くしてんの笑」
m「前も3人で入ったのに〜」
h「うん、、なら、いっか」
そう言い風呂掃除に向かう
3人で入ることはあったが、二人で入るのはまた別だろ…
h「リビングでゆっくりしてて、」
ずっと玄関で立ち話だったし、ゆったりしてもらいたいし、部屋に入らないよう言っておけば大丈夫、大丈夫だろう
h「ただいまー、漂白剤でいま放置だから溜めるのちょっとまっt___
m「若井ッッ!!」
突如大きな声で名を呼ばれ、体を跳ねさせてしまった
h「…んぇ、なに、どうし____
机の上にある薬、匂いや味が収まらなかった時用の頓服薬、錠剤がいくつか散らばっている
h「なんでッッ…」
勘違いしていた
自分の部屋で薬を散乱させたと思っていた
本来は今朝にリビングで焦って飲んで、そのまんまだったんだ
m「あの薬、どうしたの」
いつもより少しトーンが下がっていて、怖い
しかも、薬の袋にケーキ用とでかでかと書いておりもろバレたと言っても過言では無い
そう焦っていると冷や汗が頬を伝う
m「…」
(( ぺろっ
すると元貴が俺の頬を伝う汗を舐め言う
h「ひぁっ…」
m「…あっま」
m「やっぱり、
___だったんだね」
森さん、なんて言ったんだろう
コメント
13件
続きが気になりすぎるっ……!! 内容とかもう完璧すぎて……✨才能が凄い(????) 私ゴミみたいな才能しかないんでわけてくれません?((((殴👀
とうとうバレちゃいましたか…それになんで若井さんはここで家に招くんだ…笑 ケーキの本能みたいなやつなのかな…🤔
続き気になりますねぇ〜 まず若井がケーキ設定なの最高なのよ!!!!