ベッドに押し倒し、涼ちゃん自身に手を伸ばして優しく撫でるとびくりと反応してしまった自分が恥ずかしかったのか涼ちゃんは目を閉じて顔をそむける。
あの時はあんなに積極的だったのに。そう思いながらも俺の手の動きに反応しながら甘い息を漏らしだす涼ちゃんの壮絶な色気に頭がクラクラしてくる。
「ねぇ、あの時みたいに俺のも触って?」
耳元でそうささやくと涼ちゃんの手が少し戸惑ってから俺に触れ、後は慣れた手つきで攻めあげてくる。お互い夢中で攻めあげて、そして同時に達してしまった。
しかし、もちろんそんなもので俺の欲望は満たされる事はなく、涼ちゃんももぞもぞと腰が揺れているのがわかる。
俺はベッドの横の手を伸ばせば届く引き出しを探ると2つのものを取り出した。ローションとゴムだ。
それを見て涼ちゃんが目を丸くする。
それを横目に俺はオイルを指に絡めて涼ちゃんの後ろを焦らすようになぞる。
「入れてもいい?」
くすぐるように入り口をいじってそのたびに腰が揺れる涼ちゃんの反応を楽しんでいるとちょっと怒ったような声が聞こえた。
「もう!焦らさないで入れてよ!」
笑って緊張をごまかしながらドキドキと涼ちゃんの中にゆっくりと指をいれる。キュッと締め付けるような感覚にどうにかなってしまいそうなのを我慢しながら探るように指を動かすと探していたポイントを見つける。
そこに触れたとたん涼ちゃんの身体がビクッと固まるのがわかった。そこを丁寧に刺激すると今度は甘い声を出しながら身体の力が抜けていく。
「あっ!元貴…んんっ、あっ気持ちいい」
ダメ、と言いながら理性を飛ばして喘ぐ涼ちゃんの姿に俺の頭もクラクラと理性がぶっ飛んでいくのがわかる。
「なに?涼ちゃん。そんなにここが気持ちいいの?」
指を増やし、抜き差しを繰り返しながら執拗にそこを攻め立てる。
「いや、そんな…あん。もう、ああ!」
涙目で見つめてくる視線にゾクゾクする。
「ダメ、いっちゃう…」
そう言って目をギュッとつむったところで俺はピタリと指の動きを止める。そっと指を抜く代わりに我慢の限界を迎えた自分自身をあてがう。
ゆっくりと挿入し腰を振り出すと、一層の嬌声が聞こえてきた。
「元貴、元貴…」
何度も繰り返し呼ばれる自分の名前に興奮する。
ああ、涼ちゃんが俺を受け入れながら名前を呼んでくれている。何度夢に見た事だろう。比喩でもなんでもなく、あの日から何度も夢にみた。でも、現実は夢なんかよりもっと気持ちよくて興奮してもう自分で自分がコントロールできない。
何度も体勢を変え、何度もキスをして、何度も求め合う。
「涼ちゃん、大好きだよ」
俺は溜まっていた気持ちをぶつけるように意識の続く限り涼ちゃんを求め続けた。
ようやっとエッチまで持ち込めました。最初にやった時から2回目ずいぶん時間がかかったなぁ😅
今回はもっくんかなりがんばりました。この後はやっと甘々イチャイチャになりますので気楽にお読みください。
コメント
7件
仲良さそうで何より(*ˊᵕˋ*) これからの甘々な展開も気になる もっくん!夢が現実になって良かったね( ߹ㅁ߹)
ふいぃ〜…良かったねぇ😌 藤澤さんも大森さんを素直に受け入れて、熱い感情のままに溺れている今が最高ですねっ✨
うわぁぁぁ!!!!嬉しす嬉しす😭💗