視点If
If 「…初兎、!」
俺は安堵した。アニキも居るし、しょにだが来てくれたなら安心や。
初兎「もぉ~みんな慌てすぎぃ笑」
悠佑「なに笑ってんねん致命傷やぞ!?急がな死ぬ!!なんでこんな事に…誰が、、。」
…少し言いづらかったが、言わなければないこに迷惑がかかってしまうだろう。
If 「…っ、」
目を反らしながらも言おうと口を開けたその時
初兎「自殺やね。」
初兎が口を開いた。
悠佑「…そうか。」
初兎「とにかく運ぼ。死なれたら困るし、いろいろ聞かなあかん。悠くんとみんな(医者達)はこっちで手術、まろちゃんはいむくんのメンタルケアと同時にないちゃんとりうちゃんの部屋から自殺に使えそうな物全部捨てて来て。頼んだで」
初兎が俺の目を真剣に見つめる。言葉遣いこそ冷静でいて丁寧なもの、隠しきれない怒りが声に滲んでいる。
命を投げ出そうとしたりうらへか、何も気づけなかった自分へか、あるいは両方か。今考えている暇は無い。
-hotoke-「ま、待って!…僕も何か、、。」
初兎がほとけに近付き、優しい声で言った。
初兎「いむくんは僕と悠くんを呼んできてくれたやん。怖かったやろ?こんな震えて、安心して。りうちゃんは僕が絶対救うから。その後みんなでご飯でも行こ??」
-hotoke-「…うんっ!」
ほとけの頬に一筋の涙が流れた。
視点ないこ
ないこ「…うーん。どう思う?まろ。」
If 「どう思うたって、、なあ?ほとけ。」
-hotoke-「うん。」
三人『普通/だ。/だね。/だな。』
そう。りうらの部屋は驚くほど普通なのだ。変わっている所と言えば、以上に綺麗な事だけ。まろの部屋とは比べ物にならない。
なんかまろに見られてる気がするけど、気のせいか。
ないこ「とりあえず、ハサミとか没収しとく??」
If 「まあ、せやな。」
-hotoke-「あ、あったよー!、、って…は??」
いむの動きが止まる。どうしたのだろうと近づくと、
If 「これ…」
ないこ「血、…だね。」
可愛らしいひよこのついた赤いハサミのシザーケースを取ると、もう普通に使えるとは思えない血で錆びれたハサミが出てきた。
思えば、この部屋のほとんどは布やケースで覆われている。そして以上に収納ボックスが多い。おもちゃ箱のある子供の部屋のように。
そう考えると全てが怪しい。布が多いのは首をつる為?箱にはなにが入って…
ないこ「まさか、ね」
If 「…考えすぎやって!りうらの事やしぬいぐるみとかお菓子隠してんやろ笑」
まろが笑顔を作って机の引き出しを開ける。
そこにあったのは…
If 「…これ、、」
ハサミと同じく、明らかに血で錆びたナイフだった。
-hotoke-「…あ、あははッ、りうちゃんったら、お仕事で使った物そのまま置いとくなんてぇ、!」
ないこ「、…」
そんなわけない。りうらは重度の血嫌いだ。ターゲットの汚い血なんて見たく無いため、隠れて毒を盛るか、銃で一発。人狼と言う通り名も、誰が殺ったのかわからない、まるで人狼ゲームのような状況を作り出すから付いたのだ。
真相を知る者は、俺とまろしか居ないはず。
だけど、
ないこ「ねえ、りうらって長袖しか着ないよね…??」
まさか、ね?
悠佑「は???」
初兎「わぁーお…。」
手術台に乗った彼の体は、切り傷でいっぱいだった。
コメント
6件
えまって、全然見れてなかったです😭😭前の話もそうだけどもっとはやく見れなかったのめちゃ悔しいです😭 ほんと最高すぎてやばいです! 私こういう病みが入ってる話めちゃ好きなんですよね!!続き楽しみに待ってます!!
スゥゥゥッ、、最高っすね、、🎲さんが全員病んでそうな気がしてきた、、最高っす、、✨✨
🐤ちゃんが思ったよりも抱え込んでて泣きました😭 お願いだからあんまり自分を責めないで欲しい……