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あんな(腐女子)👑🎧️
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#独り言
QuartoMew
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輪廻
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花崎さんに拾われた2日目にして、俺は怒鳴ってしまった。感情をぶつけてしまった。怒られる。不機嫌にしてしまう。いや、そんなことより、なによりも…捨てられる。
「ごめん。土足で踏み込んだな。嬉しくなって調子乗った」
「え…」
「もう仕事に行くよ。好きにすごしてていいから」
そう言い残して、花崎さんは行ってしまった。俺は、たぶん花崎さんを怒らせたか悲しませたんだろう。でも、これで花崎さんは優しい人なのだとわかった。すぐに捨てるようなことはしないのだから。
ー花崎sideー
容姿の美しさに、興味本位で声をかけた。思ったより目に光がなくて、本気でこの子を生かそうと思った。でも、一晩でわかるほど、この子は壮絶な人生を歩んでいる。普通がわからないってどれだけ怖いか、俺は知らない。
「先生?花崎先生!」
「あ、はい。すみません、ボーッとしてました?」
「そりゃもうすごく。しっかりしてくださいよ」
俺と同じ非常勤講師の冴沼さん。すごくシャキシャキしてて、まさにできる女って感じの人だ。
「何かあったの?」
「んー…人を預かることにしてね」
「えっ、甥っ子とかそういうの?」
「違いますよ、俺兄弟いないし…。公園にいた16歳…あ、まだ15歳か。その子を保護っていうか…」
「は、犯罪の匂い…」
「違いますって!」
俺を疑う目で見る冴沼さんに昨日あったことを説明した。
「いや…それってほぼ誘拐ですよ?」
「え、えぇ…?そうなんですかね」
「市役所とかで手続きは?」
「え、手続き?」
「警察に届け出たりは?」
「元々親無しの子だし…」
「せめて施設に連絡しましたよね?」
「あ、あぁ〜…」
「やっぱり誘拐ですよ。それ」
「誘拐だったのか…」
なにやってんだか、と冴沼さんに呆れられる。自分でもなにしてんだか、と思ってしまう。正規の手続きをなにもせず未成年の子を連れてきてしまった。もしかしたら燈李くんはそれも含めてまだ警戒が解けないのかもしれない。
「とりあえず、早めに市役所行って養子としての手続き踏んだほうがいいですよ 」
「うん、ありがとうございます冴沼さん」
まずは正規の手続きをして、話しはそれからだな。ちゃんと燈李くんを預かれるって安心なければ。
コメント
3件
花崎さんの「捨てられる」って一言に、燈李くんの根っこの恐怖が詰まってて胸がぎゅっとなった……。でも花崎さん、怒鳴られたのに謝って去ってくの、ちゃんと優しい人なんだなって。冴沼さんの「誘拐ですよ」の冷静ツッコミ、めちゃくちゃ好きです(笑)。手続きすっ飛ばして保護しちゃう勢いも、この作品の温かくて危うい空気にぴったり。続き、燈李くんがどう心を開くか見守りたいです🌙