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私にはからかってくる先輩がいる。
本人にそんなつもりは無いんだろうけど、それが逆にモヤッとする。
(もう最悪!今日当番の日って忘れてた!)
私は整美委員会に属している。
今日は花壇に水をやらないといけなかったのに、もう20分近く遅刻している。
髪が崩れるのも気にせずに全速力で走った。
『はぁ、はぁ……やっと着いた、』
急いでジョウロを手に取って花壇に行くと、見覚えのある人がいた。
『えっ、…テヒョン先輩!?』
テヒョン先輩は水をやっていた手を止めて、私の方を向いた。
🐿「○○、遅かったね」
『え、あ、はい…それはごめんなさい』
『でも何でテヒョン先輩が…?』
🐿「え?ひどいなぁ、忘れたの? 俺も今日当番なんだけど」
…ぇ。
たしかにテヒョン先輩は同じ委員会だけど、
あれ、当番同じ日だったっけ?
考えているとテヒョン先輩が頬を軽くつまんできた。
🐿「もう、本当に○○っておっちょこちょいなんだから」
🐿「俺がいないとなーんにも出来ない」
『……っな!?』
急にこの先輩触ってきて…!!
本当に私をからかってる!無意識に!
『別に、テヒョン先輩がいなくたって何でも出来ます!!なめないでください!』
🐿「へぇ?例えば何が?」
『何がってそりゃあ…!、、………』
🐿「ほらね、何も出てこないでしょ。正直になればいいのに」
くっ……テヒョン先輩腹立つけど、何も出てこなかった自分も腹立つ!
『まぁとにかく!水やりはしてくれてありがとうございました。助かりました』
🐿「うーん、俺今日めっちゃ早起きして頑張ったんだよね」
『……はい?』
この先輩…何を言い出す気なんだ、
🐿「ねぇ○○。今日一緒に帰ろう」
『え』
🐿「え?じゃないでしょ。笑」
🐿「お願い。○○と帰ってみたいし」
『…っ、』
、 そんなきゅるんとした目で見られたら断れない…!!!
『もう…分かりましたよ!遅刻した私が悪いですし!』
🐿「本当?やった」
本当に、こういう無自覚の感じがモヤッとする。
多分他の人にもこんな感じなんだろうな。
🐿「じゃあね○○。放課後の約束の時間は遅刻しないでよー笑」
『はいはい、分かってますよ!』
笑顔で手を振ったテヒョン先輩の背中を、私はぼーっと眺めていた。
テヒョン先輩ってからかってきたりするけど、根は優しくてカッコイイんだよな。
自分の教室に行こうとした時。
” どんっ
誰かにぶつかってしまった。
『ぁ、ごめんなさい!』