テラーノベル
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私立筋肉学園。そこは、肉体の美しさと筋肉の躍動、そして圧倒的な筋力を磨き上げる者たちが集う学園である。
「いいか、将司! 大胸筋のパンプアップが足りねぇぞ! ベンチプレスでの叫び声に腹圧が入ってない!」
「うるせぇなケンジ! 俺の限界は俺が決める! ……ふんぬッ!!」
放課後のトレーニングルーム。巨大なバーベルを拳揚する男子部代表・剛田将司と、その横でプロテインシェイカーを振りながら檄を飛ばす悪友のケンジ。ふたりの熱気で部屋の湿度は90%を超えていた。
「ちょっと、そこまでよ。ジムの空気が濁るから息を撒き散らさないで頂戴」
凛とした声とともに現れたのは、女子部代表・観音寺唯華だ。洗練された美しい背筋(広背筋)のシルエットを見せつけながら、冷ややかな視線を投げる。
「相変わらず脳まで筋肉ね、剛田。量より質。私の設計されたハイテンシティ・トレーニングこそが至高よ」
「なんだと観音寺! 筋肉は質じゃねぇ、愛と根性だ!」
火花を散らす将司と唯華。男子部と女子部、永遠のライバルであるふたりが睨み合ったその瞬間——
ドォォォォン!!
壁が一枚、音を立てて粉砕された。瓦礫の煙の中から現れたのは、学園長・ヘラクレス権造である。身長2メートルを超えるその巨躯は、あまりの威圧感で周囲の空気すら歪ませていた。
「ハッハッハ! 元気がいいな若者たちよ! だが筋肉とは愛でも質でもない……『ロマン』だ!!」
「学園長! ドアを使ってくださいって毎回言ってますよね!?」
頭を抱えながら叫んだのは、マネージャーの高野凛だ。彼女は素早くタブレットを操作し、学園長の破壊費用と、生徒たちの今日の総消費カロリーを同時に計算していく。
「剛田くん、観音寺さん、不毛な争いはやめて。今日の特別メニューは『合同超重量スクワット大会』よ。学園長が持ち込んだ謎の特大プロテイン1か月分が優勝賞品」
「「特大プロテイン……!?」」
一瞬で目つきが変わる将司と唯華。
「いいでしょう、剛田。どちらの筋肉が真に輝いているか、ハッキリさせようじゃない」
「望むところだ観音寺! 俺の大腿四頭筋でねじ伏せてやる!」
「ハッハッハ! 青春だな! よし、全員今すぐドロップセット100回だぁぁあ!!」
学園長の豪快な笑い声と凛の溜め息、そしてプロテインを賭けた熱い叫び声が、今日もしつこいほど快晴の空へと響き渡るのだった。
コメント
3件
もう第12話!?この学園、今日も元気すぎて笑った😂💪 剛田と観音寺の筋肉論バトル、毎回熱すぎてこっちまで筋トレしたくなるんだけど…… 学園長の壁破壊、もう恒例行事になってるの好きすぎるww 高野凛ちゃんのツッコミと計算処理の速さ、マジで労わってあげたい🥺 特大プロテイン争奪スクワット大会とかどんな地獄だよ!って思いつつ、なんか見てみたい気もする…笑 エコさん、筋肉バカ全開のギャグ、安定におもろかったです!!次回も全力で待ってます🔥✨
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