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桜花@ほくおん
6
るるは
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如月💜🎼@毎日投稿中
1,908
め
101
prak 微tgak 地雷彡↻
「」: 台詞
『』: 心情
ak side
文化祭まで、あと一か月。
教室は朝から騒がしかった。
「クラス企画決めるよー!」
「お化け屋敷!」
「いや、カフェ!」
「演劇もいいじゃん!」
黒板には次々と案が書き込まれていく。
担任が腕を組んだ。
「じゃあ多数決な。」
結果は──
教室中が歓声に包まれる。
「やったー!」
「衣装着たい!」
「配役どうする?」
akも楽しそうに拍手していた。
その隣で、prは小さくため息をつく。
pr「絶対こうなると思った……。」
「あはは!」
akが笑う。
「prちゃん、演技できそう!」
pr「無理。」
「なんで?」
pr「人前、苦手。」
「意外!」
「……。」
放課後。
配役決めが始まった。
「王子役は?」
「prじゃね?」
「確かに!」
男子も女子も口を揃える。
「イケメンだし。」
「身長高いし。」
「決まり!」
pr「ちょっ……。」
prが断ろうとした瞬間。
「あきは?」
誰かが言った。
「ヒロイン!」
「似合う!」
「賛成!」
教室中が拍手した。
「え!?俺!?」
「もう決定!」
akは苦笑いしながら頭をかく。
「演技できるかなぁ。」
prはその横顔を見つめる。
pr『……隣か。』
心臓が少しだけ速くなった。
数日後。
放課後の体育館。
初めての練習。
「王子様はお姫様の手を取って。」
先生役の生徒が説明する。
「こう!」
女子が見本を見せる。
「じゃあ、やってみて!」
akはぎこちなく手を差し出した。
prもゆっくり手を重ねる。
その瞬間
教室とは違う静けさが流れた。
「近……。」
akが思わず小さく笑う。
「緊張する。」
pr「俺も。」
prがぽつりと言う。
「え?」
pr「……いや。」
「今なんて?」
pr「何も。」
でも、手は離せなかった。
「次は見つめ合って。」
「五秒ね!」
「いーち。」
「にー。」
akは笑いそうになる。
「む、無理無理!」
pr「笑うな。」
prも必死に我慢している
「さん。」
「よん。」
「ご。」
「はい、オッケー!」
周りから拍手が起きる。
「なんか本当に付き合ってるみたい!」
「息ぴったり!」
その言葉に、prだけが目を伏せた。
pr『……違う。』
『付き合ってなんか、いない。』
『だから苦しい。』
帰り道。
「あー疲れた!」
akが空を見上げる。
「演劇って大変だね。」
pr「せやな〜」
「でもさ。」
akは笑う。
「prちゃんとなら、なんか楽しい。」
その一言だった。
prは立ち止まる。
pr「……え?」
「え?」
pr「今なんて言った?」
「あ。」
akは照れくさそうに笑う。
「いや、その……。」
「一緒だと安心するっていうか。」
「……。」
prは何も言えなかった。
ただ嬉しかった。
どうしようもないくらい。
でも同時に
『それは友達として、だろ。』
そう思うと、胸が苦しくなった。
その夜。
旧図書室。
木箱の中へ、新しい手紙が入る。
『今日は、君が”一緒だと安心する”って言った。』
『嬉しかった。』
『でも、君はきっと何も知らない。』
『俺はその一言だけで、何日も笑っていられるくらい、君が好きなんだ。』
手紙を書き終えたその人は、静かに万年筆の蓋を閉めた。
カチッ。
その音だけが、静かな図書室に響く。
そして本棚の影には、また別の誰かが立っていた。
「……やっと見つけた。」
その人は木箱には触れず、ただ一枚の写真を握りしめていた。
写真には、笑い合うakとprの姿。
誰が撮ったのかは、まだ誰も知らない。
続
コメント
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演劇の配役で王子とヒロインに選ばれた二人……練習の「見つめ合って五秒」、あの照れと緊張が伝わってきて胸が詰まりました。特にprが「付き合ってなんかいない。だから苦しい」と心でつぶやくところ、片想いの痛みがじんわり沁みました。帰り道の「一緒だと安心する」に、prが嬉しさと同時に《それは友達として》と自分を戒める二重の感情がすごくリアルで……。そして最後の手紙と、木箱を見つけた第三者の存在。あの写真、誰が撮ったんでしょう。次の展開が気になります。