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・ 🐙 × 🥷
・ 交際 、 同居済み
・ 軽い喘ぎ 、♡表現有り
・ 口調迷子気味
* 大昔に書いた駄作を再掲したものです 。 配信 、ボイス等全て把握している訳ではありません。 事実との乖離や解釈違い、地雷が必ずありますことをご了承の上本編にお進みください。
kgt 視点
「 なぁ タコ 」
「 ん 〜 ? 」
「 … やっぱ なんもない 」
「 え 、分かった 」
また星導に甘えれなかった 。
心の中では抱きしめて欲しいし 、 キスだってして欲しいし 、 いざ星導に甘えようと思っても 吃ってしまう 。
そうやってずるずると星導と付き合ってから3ヶ月は経っていた 。
なんで言えないんだろ、 と今 1人 で 悩み続けている中コイツは呑気にスマホを弄ってやがる 。 何故か無性にイラッとした 。
タコからもさ 、なんかあるくない ?
なんでぼくに対して何もしてこないの ?
まだキスだってしてないし、なんなら付き合う前から特に変わった事がない 。
ほんとはぼくの事好きじゃないんかな、と嫌な想像をしてしまう 。
だって星導は色んな人と仲良いし 、好かれてる。 ぼく以外でも良かったんじゃないの ?
ずっと嫌なことしか考えられなかった 。
「 もう いやや … 」
「 え ? カゲツ ? 」
気付いたらぼくは涙を流していた 。
やばい 、タコにだけはこんな弱々しいぼくを愛おしい人に見られたくない 、泣き終われ 、早く 、と繰り返し心の中で呟いても生憎ぼくの身体は言うこと聞かないらしく涙は止まらないらしい 、なんならどんどん酷くなっとらん ?
「 ちょっ 、 カゲツ 大丈夫 ? なんか あった ? 」
星導はぼくの頬に優しく手を添えて涙を指で拭いながら心配そうな表情でコイツはぼくにそんなことを述べてくる 。 誰のせいでこんな辛い目になってると思っとん 、 ばか 、 あほ
「 しょう 、好き 、大好き 、だから しんどいよ 、 」
一部始終思っていた事の全てを話した 。 こん涙でぐしゃぐしゃになった顔で 。
内心こんなかっこ悪いところ見せたくなかった けど言い始めたらもう口から出てくる本音を止めることなんて出来なかった 。 今日のぼくの身体は全然言うこと聞いてくれんらしい 。
もうそんな現状に諦めて思っていた事全て自分の本音を星導にぶつけた 。 引かれるんだろうな 、 というかぼく今酷い顔だよな 、絶対 、 なんて一度そう考えてしまっては星導の顔なんて見れず 。
そんな時星導の口からはぼくが思ってもみなかった言葉をぼくに放った
「 え 、可愛い 」
「 ぇ 、 は … ? 」
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hsrb 視点
「 え 、 可愛い 、 」
俺の愛しい人が急に可愛いことを言い始めた。
俺にずっと甘えたかっただとかキスして欲しい とか流石に俺の事わざと煽ってるんじゃないかと疑ったくらいだ 。
どう返そうか悶々と俺が何言おうか考えてる中
カゲツがまた口を開いた 。
「 ‥ タコ は 、 もう ぼくの事 嫌い ? 」
「 そんな訳ないでしょ ? 」
「 じゃあ 、なんで ぼくに 好き とか 愛してるって 言ってくれなかったん ? 」
「 それ は 〜 … 」
( カゲツ を 焦らしたかった から )
なんて言ってしまえば彼はどんな反応を見せてくれるのだろう 。
正直カゲツが俺に甘えたいのはわかっていた 。頬を薄らと赤らめ 、 もじもじと俺に話しかけてくるんだから 、 もう甘えたいって言ってるもんだろ 、 あれは 。 でも後もう少しってところでカゲツは俺に何も言わなかった 。
そんな彼を見ていると少々加虐心が勝ってしまうらしい 。
なら俺も普段通りと変わらずカゲツに接そう 。
好きだよや愛してる等を敢えて言わずに 、 変わらず 付き合う前の接し方 で 、 彼奴がついに甘えた時には沢山応えよう 。
もう十分って言われても 、 顔が真っ赤になるくらいにまで甘やかしてやろう 。
そんな事を心に決めて3ヶ月 、やっとカゲツは 本音を言ってくれた 。 我ながら意地悪だと思う 。
流石に泣いてしまう程思い詰めさせていたとは思っておらず 、少々おいたが過ぎた 、 と反省した 。
でもその泣き顔ですら愛おしく思ってしまう自分がいて 、 もうどうする事も出来なかった 。
「 … る ‥ べ 、 星導 !! 」
「 … っ あ 、 」
そう思い込んでいると 、 気付いたら俺は黙り込んでいたらしく 、 何度もカゲツに名前を呼ばれていた 。
「 やっぱり タコはぼくの事 嫌いなんやろ 、 ? 」
「 だから そんな訳 ないって 」
「 じゃあ なんで 、! なんで ‥ 」
頬をほんのりと赤く染め 、 瞳を潤ませた可愛らしい顔でカゲツはそう言いながら俺を見詰めてくる 。
流石にもう耐えれないわ 、これ 、お望み通りにキスしてやろうじゃないか 。
俺の言い訳はまぁ 、 後で言おう 、 ちゃんと素直に叱られよう 、 と暫く見詰め合うだけの時間を作っては 、 流石にカゲツも俺の様子が可笑しいと勘づいたのか 、何処か困ったような 、悲しそうな表情で顔を伏せていた。
「 なぁ 、 なんか言えや 」
「 カゲツ 」
俺はカゲツを呼んだ 。 彼が顔を上げた同じタイミングで頬に手を添えてそのまま顔を近付け 、 彼の唇に優しく口付ければ徐々に深く密着させた 。 俺は離さないといわんばかりに目の前の唇を啄んだ 。
「 っ … ぅッ 、はっ 」
息苦しく なったのかカゲツは薄く口を開き 、その隙を逃すことなく俺は舌をねじ込み 、口内 を掻き回した 。肩がビクッと小さく跳ねた 。
「 ふ ッ … ぁ 、んぅ ッ … 」
カゲツが俺の袖をぎゅっと握り 、 不慣れながらも頑張って絡めている 、 俺の舌の動きを必死に真似をして追いかけるように 。 それが大いに俺を煽っている事は彼は気付いてないだろう 。
口の端から漏れる彼の嬌声は煽情的で 、 息をするのを忘れる程長い間口付けを交わしていたと思う 。
「 ゃ 、 ぁう ッ ‥ しょ、う … ♡ 」
トントン、とカゲツが俺の肩を力なく叩いた音がした 。流石にそろそろか 、 と口を離せば銀色の糸が互いの唇を伝って繋がっており 、 そして何よりも彼の潤んだ綺麗なオッドアイに白い肌に相俟って赤く染った頬 、そんな彼の扇情的な表情にもまた自身の欲を掻き立てた 。
「 好きだよ 、 ちゃんと。 ずっと俺だけを考えて欲しいくらい 、カゲツの事思ってるし 、愛してる 。 」
先程の口付けとは程遠いぐらいにちゅ 、っと可愛らしいリップ音を立てながら再び彼に優しく口付け 、薄らと目を細めながら俺は彼に微笑み掛ける 。
何となく真っ赤に染まった彼の頬が更に赤く染まったように見えた 。
「 っ 、 ぅ … もう わかったって ‥ 」
「 はは 、 笑 そっか 、 顔真っ赤だよ 」
くすくすと笑いながら態とそう彼に述べた後 、 俺は2人分の飲み物を淹れようとその場から離れた 。
「 … 言うのが 遅いよ 、 ばかたこ 、 」
〆
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如何だったでしょうか 。
初心者故温かい目で拝読して下さると幸いです
ここまで見て下さり有難う御座いました 。