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気づけば夜……誰かが私の部屋でご飯を食べていた…
少し唸り声を上げながら体を起こすとご飯を食べていた人が近づいてきて「だ、大丈夫……なのか?今条野がお粥を作ってるから少し待ってろ」と言った
桜)……だれぇ…?
鐵腸)鐵腸だ、分かるか?
桜)……うんぅ…
鐵腸に体を任せクタッとしていると不器用ながらも撫でてくれるのを感じた
桜)……ん……スリスリ
鐵腸)辛いか?
桜)コクッ…てっちょ…おなかなでなでして…
鐵腸)ここか?
桜)ん…
鐵腸は私のお腹を優しく撫でなんというか…犬猫の気持ちがわかった気がする……
桜)んぅ……
気楽にしていると条野が部屋に入ってきた
採菊)何してるんですか……
鐵腸)さぁ
採菊は鐵腸の隣に座って「ほら、ご飯食べますよ」と言ってお粥を出してくれた
桜)さいぎく…たべさせて……
採菊に向かって口を開けると
ブシャッ
桜)!?
採菊が鼻血と血涙と吐血して……なんか、やばい…
桜)さ、さいぎく…?どーしたの…?
採菊の頬に自分の頬を当ててスリスリとするとぶっ倒れた……
桜)さ、採菊…?し、死んだ……?
鐵腸)いつものことだ、桜口を開けろ
桜)んぁ〜…
ご飯を食べたあと、鐵腸に「薬を飲め」と言われ薬を飲んだあと、私は薬の副作用で眠くなり鐵腸にわがままを言って隣で寝て貰った(採菊は放置され床で死にかけている)
桜)んぅ…
鐵腸)寝れそうか?
桜)うんぅ…
鐵腸は起き上がり額に乗っているタオルを濡らし額に乗せてくれた
鐵腸)他の奴らが来るまで居てやるから沢山寝ろよ
桜)ん〜…
しばらく話した後私は眠りに着いた
朝
桜)ん”〜……!!
起きると多少体が楽になっていた
桜)…(楽…これなら少し散歩しようかな……)
起き上がってキョロキョロと見ると中也が居た
中也)桜さん起きたんすか?
桜)うん…ちょっと……散歩に行きたいんだけど…いい?
中也)歩けます?運びましょうか?
桜)ちょっと…遠くまで歩きたい……帰りもしかしたら運んでもらう事になるかも…
中也)桜さんを抱えられるなら逆に本望っすよ
中也はそう言って私をベッドから起こしてくれてコートを羽織らせてくれた
桜)ん……ありがとぉ…
中也)行きましょうか、桜
桜)!!うん……エヘヘ
中也に手を引っ張られちょこちょこと着いていく