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そこにはある光景が広がっていた
kn視点
(いやぁ、早起きした甲斐があったわ!)
ほとんど寝起きの頭はよく回らない
それでも戦争に出れることが嬉しかった
(シャオロンも珍しく起きとったもんな)
何故か起きていたシャオロンに話理由を聞いた時はおもろかった
なんせ、『日常国に俺も行きたかったのに連れて行ってもらえなくて、ふて寝したら寝れなくなった』やもんな
確かにシャオロンは前々からこの国に興味を持っていた
まぁ、俺もだが
日常国は戦争で、死者が出たことがないらしい
それほど強いのか、今までの敵が弱かったのか
まぁ、戦い方見たら納得やわ
今、目の前には死体がある
だが、その死体はどれも同じ軍服を着ていた
日常国の軍人達は、怪我をしたらすぐに下がり、比較的軽傷の味方が入れ替わるという戦法をしていた
これは、基本的であり、中々難しいことでもあった
怪我の度合いを見誤って受けすぎたら素早く入れ替われない
タイミングを間違えれば陣形が崩れる可能性もある
それを完璧にこなしているのは
(仲間想いなんやろな)
仲間を死なせたくないという執念を感じられる
そんな中で、ずっと前線に出ているヤツを発見した
ビニール袋を被った男だ
(確か、、、トラゾーさんやったっけ?)
「シャオロン、前行くで」
sho「指図すんな!」
「わかったわかった、んで、あの人の加勢に行くで」
俺はトラゾーさんを指差した
見た所、大丈夫そうではあるが時期に危なくなるだろう
一般兵の方は後から来るゾム達に任せるとして俺らはあちらを助けるべきや
シャオロンに視線をやると元の場所には既におらず、トラゾーさんの近くに走っていた
「あっ!シャオロン!抜け駆けズルいぞ!」
sho「突っ立ってるやつが悪いわ!」
「待てお前!」
俺も慌てて加勢に向かった