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皆さんこんばんは作者です。
前作の♡&フォローありがとうございます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
励みになります。
注意
・腐注意
(今回は普通に後半腐ですモブ(父親)太&国太)
・太宰さん愛され
・谷崎くんと敦くんの見分けが付かないので、谷崎くんは、
ん→ン、ね→ネ、○○さん→○○サン
とさせて頂きます。
それではどうぞ。
✣✣✣✣
「真逆太宰さんがあの津島家の人間 だったなんて・・・」
国木田と敦、谷崎は青森に向かう為、新幹線に乗っていた。
「でも津島家って大富豪何ですよネ?何不自由無く生活出来る筈なのに何故横浜に来たンでしょうか?」
「そればかりは本人に聞かねば分からないな」
「ですよネ・・・」
「それよりも、青森に着いた後のルートの確認をするぞ。青森に着いて道に迷うという時間は俺達には無い」
一見冷静そうに見える国木田だが、内心は心配で胸がいっぱいだった。それをとっくに気付いている谷崎と敦はこれ以上国木田の心配を増加させないように話を変える事にした。
「青森と言えば林檎ですよね!帰りに買って帰りましょうよ」
「何呑気なことを言っておるのだ。俺達が青森に行くのは遊びでは無いのだぞ」
「分かってますけど・・・太宰さん喜ぶかもしれませんよ?国木田さんがうさぎさん林檎に切ってあげたら」
「そ、そうだろうか?・・・仕方がないな帰りに林檎を買って帰ろう」
明らさまに照れる国木田。何時もなら驚く所だが彼の少し和らいだ表情に二人は安心した。
✣✣✣✣
太宰は津島家の地下室に居た。椅子に手足を固定されており、自分では鼻をかく事すら出来ない状態になっている。彼の目の前には彼の父親である津島源右衛門が居た。
「お帰り修治」
「・・・何故今更私を連れ戻したのです?」
「返事が違うよ修治」
鋭い視線を向ける太宰に男は目を細めた。
「それに連れ戻したとは何だい?修治は私の家族何だからまた迎えに行くのは当たり前の事だろう?」
「”家族”だなんてよく言えますね。昔、私にした事を無かった事にでもするつもりですか?」
「昔ねぇ。あの時の事は申し訳ないと思っているよ。痛い思いをさせてしまった」
男は悲しそうに眉を上げる。が、その目からは何の感情も感じられない。
「だがね修治。私は今になって分かったんだ修治は矢張り私の手元に居た方が良いと言う事に!」
「修治の異能は利用価値がある。あんな探偵企業に居ても誰もお前の事を守れやしないよ」
男は愛しいものを見る様な目で太宰を見る。その視線に気が付いた太宰は不快そうに眉を顰めた。
「私が逃げるとは思わないのですか?」
「逆に逃げれるとでも思っているのかい?今の自分の体調位分かるだろう?」
「それと修治、先程から少し喋り過ぎだよ。昔の規則忘れたのかな?」
太宰は男を睨み付け乍ら口を閉じた。男は太宰の行動に満足した様に微笑み、頭を撫でようと手を伸ばす。その瞬間、太宰は肩を震わせ何かを耐えるように固く目を閉じた。
「あっはは。そんなに怯えなくとも殴りはしないさ」
顔を蒼白くさせて怯えている太宰にはお構いなく男は彼の頭を撫でた。ゆっくりと男が頭を撫でる度に太宰は恐怖で声が出かけた。それから少し経って頭を撫でる手が止まった。終始肩を震わせていた太宰はやっと終わったその行為に安堵した。
「お前こそがこの世を救う存在なんだよ。異能は人を苦しませるだけだ。お前もそう思うだろう?」
なかなか寝付かない赤子に子守唄を唄うように男は話した。その声は太宰の脳の深部に響いていく。そこで太宰は何かに気が付いたようだが、それは少しばかり遅すぎた。次の瞬間、首元にビリッとした衝撃が走り太宰は意識を落とした。
✣✣✣✣
身体中を駆け巡る鋭い衝撃に痛い。と思ったけれど、声は出なかった。その理由を私は知っている。
だって私は▉▉▉▉だから。
痛いという名前は知っていても本当の痛みは知らなかった。普通の人が痛いと言う時の行為を己がした時やされた時に私は痛いと言う事にした。少しでも▉▉に近づく為に。
痛いのも苦しいのも嫌いです。
私が▉▉▉▉だと言う事をいきなり表れて突き付けて来るから。
私は屹度誰よりも▉▉になろうとしていて、誰よりも▉▉から遠い所にいます。
✣✣✣✣
私の父親という親族呼称を持つ男が私の腕をメスで切り付けます。私の血は鮮やかな紅色でした。
「修治、痛いだろうが許しておくれ」
えぇそうです痛いのです。私は痛いのです?そう私は痛いのです。私は▉▉です。私は▉▉の筈なのです。ですからもう辞めてください。その鋭利な刃物を捨てて下さい。
「修治。お前が世の中▉▉を救うんだよ」
その言葉は何ですか?私が▉▉を救うのなら私は何なのですか?
「お前の異能で救うんだ」
異能?嗚呼・・・矢張り貴方は私を便利な道具か何かと思っていたのですね。そういえば私、それに似た言葉を何処かで聞いた事があるのです。・・・嗚呼、そう。昔、森さんが言っていました。君の異能は便利だと。それはまあ何か幻でも見たかの様に。便利な異能。もしソレが無ければ私は一体何なのでしょうか?皆から認識して貰える存在が▉▉なのだとしたら異能しか認識されて居ない私は▉▉では無いのでしょうか?
手に血の付いたままの男が私の頬を撫でます。これは痛いと言うべきなのでしょうか?▉▉として。男は私の目を見ています。これは怖いと言うべきなのでしょうか?▉▉として。
「痛いかい?怖いかい?それとも何とも思っていないのかな?まぁどちらでもいいさ」
今更ですが思い出しました。この男の言葉は聞いてはならないと言う事を。
急いで耳を塞ごうとしますが手が椅子に巻き付けられていて塞げません。これはもうどうにもならなさそうです。
男の声が私の鼓膜を振動させます。その振動は頭の中にまで伝わります。それと同時に私の心の中の何かが外れた気がしました。屹度気のせいでしょう。否、気のせいではありません。
「修治。お前は矢張り▉▉▉▉だ」
その言葉に私の胸は凍り付きます。嬉しいです?
「本当は痛く無いのだろう?昔と同じ眼をしているよ」
そんな事ありません。早くその刃を捨てて下さい。楽しいです。痛いです?
「もうそろそろだ修治」
?何がもうそろそろなのですか?痛いです?寂しいです!驚きましタ。
「おやすみ修治。もしもまた目が覚めればきっと何もかもが変わっている」
私の血を使って一体何が変わると言うのですか?面白いデス!哀しイデス。クルシイデス?
─ダレカタスケテ
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