1話 . 阿部家
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亮「康二〜、真都〜。行くよ」
真「はーいっ!こーじくん、行こう〜」
康「おんっ」
「気をつけて行ってらっしゃい」ニコッ
亮「うん。◯◯も仕事行く時に気をつけてね」
「ありがとう笑」
〜
ほんと些細なことでだった。
俺は今の旦那とのできた子がきっかけで結婚した。
亮「…俺ね、子供…出来たんだ…」
「えっ、、、?」
亮「…堕ろす…?」
「…俺は堕ろさなくていいと思う」
亮「な、んで…、◯◯に迷惑…」
「かからないよ。だって俺たち恋人でしょ?」
亮「………うん」
「……この子をきっかけに、結婚を考えよう」
亮「…っ!」
俺の中にできた子供…真都をきっかけに俺たちは結婚した。
当時20代前半。まだ未熟だったが試行錯誤をし、体力があまり無かった俺は体力を少しづつ付け、何とか出産を終え、真都を育てた。
そして2年後、康二が産まれた。
その頃から俺たちは少しづつ崩壊して行った。
旦那は愛の暴力をしてきた。
お互いにアイシテイルから。そう思ってた。
だけど違った。
このアイは、歪なアイだった。
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