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「……あぁ、少し走り過ぎてしまった。」
「ミノル?」
「お前、どんだけ走るんだよッ……」
俺は息が切れていた。新之丞は、大丈夫か?と、俺の顔を覗き込んでいた
「ッ…」
俺は驚いて顔を赤らめた。新之丞は、あたふたとしていた
休憩しようと新之丞はいい、近くにあった木下に座った。風通りが良く、とても涼しかった
「お前の弓道しとる所見たい。」
「弓道…弓ですか?ええ、時間がある時に」
「今。」
「ぇ」
今が良いんだけど。と俺は顔を近づけた。新之丞の綺麗な顔立ちに、俺は少し嫉妬した
新之丞は暫く悩んでいた。悩ませて申し訳ないと思い
もういいよと声をかけようとしたけど、
俺が口を開く前に、新之丞はこういった
「ミノルの命令に従うのは気が引けるので」
「は。」
「勝負にしましょう。」
パッと俺の前に拳を出して、新之丞はそういった。